とことん福井、ちょこっと京都④
近くまで来ているのに、会えないというのが何より痛い。
そんな思いに苛まれながら、ようやく福井県に戻りました。
境界を越えて、府道1号線は県道1号線に。
直ぐに新鞍谷の大滝に繋がる林道があるのですが、南側のゲートは閉ざされていました。
滝は北側にあるので北側の入口に行くべきでしたが、「北側も閉まっていたらどうしよう」と疑心暗鬼に。
この時点で頭の中はプチパニック (*_*)。
再び「日本の滝②」を取り出して、少し遠方の「標識あり」の滝に行き先を変えました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/c5/ca/j/o1080081014622298297.jpg?caw=800)
秋の曇りの遅い午後。幽玄な空気に、少々たじろぎました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/e9/d1/j/o1080081014622298309.jpg?caw=800)
万一に備えて持ち物を確認。道標が導いていた右岸のルートからアプローチ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/14/b6/j/o1080081014622298318.jpg?caw=800)
橋を渡ると、枝沢の水が流れる階段を登ります。沢靴で来て良かった。
踏み跡を辿ると………えっ?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/88/47/j/o0810108014622298329.jpg?caw=800)
鉄で補強されていたルートは、その先で単なる斜面になっていました。
右下は沢まで急な斜面になっています。
慎重に歩みを進めますが、土砂の斜面はとても脆くて、二度、足元からズリズリと崩れ………変な汗をかきながら、どうにか通過しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/03/ce/j/o1080081014622298338.jpg?caw=800)
難所を越えて、分岐は勿論、滝の下へ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/0a/dd/j/o1080081014622298344.jpg?caw=800)
見たところ沢の先は、ゴルジュになっている様子です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/94/2d/j/o0810108014622298366.jpg?caw=800)
沢に降り立つと、沢に迫る両岸の先に滝が見えてきました。滝が見えると、様々な不安がパッと消え去ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/6a/d9/j/o1080081014622298382.jpg?caw=800)
あのゴロゴロした石を乗り越えれば、滝の前ですね。
奥田縄の滝 おくたのうのたき
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/f0/a2/j/o0810108014622298388.jpg?caw=800)
周囲を岩壁に囲まれているので、滝音が反響して怖いくらいです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/a6/fc/j/o1080081014622302976.jpg?caw=800)
水の流れが複雑で、水量も多く、豪快に感じます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/74/00/j/o0607108014622298399.jpg?caw=800)
間近に感じる滝飛沫。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/e4/a9/j/o0810108014622302985.jpg?caw=800)
最初の落ち口では想像できないほど大量の水が落ちています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/ff/97/j/o1080060714622298401.jpg?caw=800)
如何にも脆そうな、左岸の壁。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/e8/46/j/o1080081014622298403.jpg?caw=800)
大きな石に囲まれた滝つぼは、深くて浸かることはできません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/78/e5/j/o0810108014622302997.jpg?caw=800)
沢を渡渉して左岸側に移動。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/ba/58/j/o1080081014622303016.jpg?caw=800)
これは巨石なのか、巨岩なのか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/e6/fa/j/o1080081014622303029.jpg?caw=800)
滝の勢いを感じます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/87/0d/j/o0607108014622298408.jpg?caw=800)
落ちていますが、昇っているような錯覚に。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/62/65/j/o0810108014622303045.jpg?caw=800)
おそらくこの日は最後の滝。折角なので、少しだけ浴びました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/a5/b6/j/o1080060714622298411.jpg?caw=800)
ここまでいろいろとありましたが、終わり良ければ全て良し……かな?
小さな滝ではありますが、全てをすっ飛ばしてくれました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/75/77/j/o0810108014622303077.jpg?caw=800)
豪快な滝音を感謝の気持ちで。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/aa/d0/j/o0810108014622303089.jpg?caw=800)
水量を足に感じながら、対岸に戻りました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/d1/2d/j/o1080081014622303097.jpg?caw=800)
ゴルジュから出ると、反響が止んで滝音が急に霞んでいきます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/f2/9e/j/o1080081014622303110.jpg?caw=800)
滝をあとにして帰路につく。寂しい瞬間。
そして、消えていた様々な不安が………。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/0f/39/j/o1080081014622303124.jpg?caw=800)
難所は下りなので、一段と慎重に通過しなければなりません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/c1/a3/j/o1080081014622303136.jpg?caw=800)
急降下のつづら折りは一部、ショートカットで (自分としては) 安全ルート。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/76/d5/j/o0810108014622303148.jpg?caw=800)
枝沢の水が流れる石段を降りて駐車場に。
帰宅していろいろ調べていたら、我流天晴さんを初め、皆さん左岸の沢ルートで行かれていた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/77/43/j/o1080060714622304918.jpg?caw=800)
ダメ元で越前海岸にナビをセットしましたが、秋の夕暮れは思いのほか早く、三方五湖P.Aで諦めて装備を解きました。
目的地を鯖江市に変更して再出発。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/7c/7f/j/o1080060714622304924.jpg?caw=800)
途中、綺麗な夕陽に出会いました。
鯖江市に着くと、まずは夕食。
こだわりとんかつ かつ時
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/01/f8/j/o1080060714622304931.jpg?caw=800)
厚切りロース定食ッ!
お腹一杯になったところで、ラグビーW杯の日本の準々決勝を車中観戦。試合の行方が見えてきたところで、早めにお風呂に。
越の湯 ♨️
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191023/22/takitosawato/ff/5d/j/o1080060714622304940.jpg?caw=800)
今日一日、日和 (ひよりみ) 的な滝めぐり、リサーチが甘く会えなかった滝も多々ありました。
それでも、湯に浸かって振り返ってみれば、野鹿の滝をはじめとして「いい滝にたくさん会えたなぁ」って思えました。
車中泊は鯖江市内の道の駅 西山公園。
車中泊は少し寒いくらいが快適です。そして、いつの間にかそんな季節になっていました。
昨夜に続いて、車中泊にしてはぐっすりと、深い眠りに堕ちていきました。
【まとめ】
◯2019.10.20 ひとりで。
◯天気は曇り。
◯水量豊富な奥田縄の滝で締める。
◯訪れた滝
○奥田縄の滝:福井県 小浜市