2017年秋 西の彼方に滝めぐり⑦

八重滝と対をなす龍頭ヶ滝。
車で20分くらいで滝の上の駐車場に着きました。こちらの方が便利とありますが、渓谷も含めて楽しむのなら、滝の下の駐車場が良いと思います。

検索すると「龍頭ヶ滝」「龍頭が滝」「竜頭ヶ滝」様々な表記があり困りました。人の名前は漢字を間違えたら、結構な大事ですけど………。今回は「龍頭ヶ滝」で書かせていただきます。

当然ですが、行きは下り帰りは登りです。

途中、滝の音がするので覗いてみると龍頭が滝の落ち口が見えます。

ここから階段を降りると本格的な下りとなります。

重力に任せて下っていくと、下の駐車場からの遊歩道と合流します。雌滝はこの下流側にあるので、あとで更に下らなければなりません。

龍頭ヶ滝 (雄滝)
落差40m、裏見ができる滝!
右下がりの重量感のある岩盤が凄いです。

滝前には10人以上の人がいて、思い思いに滝を楽しんでいました。戸惑いと恥じらいもあったのですが、自分の流儀で僕も楽しませて頂くことにしました。

右側の岩影から。一周するのは難しそうです。

滝上には色づいた木々も散見されます。

バシャバシャと滝つぼをショートカットして左側に回り込みます。岩がほぼ直角に曲がっていて、左からの眺めが変化に富んでいて良いですね。

それでは滝の裏側に近づきます。

レースのカーテンのような幅広の裏見は、なかなかのものでした。

龍頭ヶ滝の裏見は、お立ち台つき。

多少は濡れますが目の前をあれだけの水が落ちる姿は圧巻です。

滝の裏は濡れて滑りやすいのですが、足場はしっかりしていて、皆さん、楽しんでいました。

すぐ脇から見上げれば水飛沫と紅葉と。


澄んだ滝つぼに濃い水の柱。


いつまでも見ていたい滝の姿が目の前に。

昨日の壇鏡の滝とは、また趣の違う滝の裏見を楽しませていただきました。

あっ、島根県のホームページには、滝百選で裏見ができるのは、島根県の壇鏡の滝と龍頭ヶ滝の二つだけ………と紹介されていましたが。

雄滝を後にして階段を降り雌滝に。

降りる途中から最上部を見ることができます。

そして、こちらが一番下の滝になります。

龍頭ヶ滝 (雌滝)
合わせるとこんな感じになるのですが、全体を理解いただくような写真が撮れません。

滝つぼは無く滑床になっていました。

滝とお別れしてからの登りって、気持ちの面で本当にキツいです。

苔は生きている木にも容赦なくつくのですね。

滝上駐車場から滝までは何もありません。カップルさんが階段で僕を抜いていき、何もないねと折り返してきました。何もなくても一緒にいるだけで楽しいのでしょうけど( *´艸`)。

見上げれば秋の空。雲や空のことは詳しくありませんが、一抹の不安を感じました。

まだ明るいので、もうひと頑張り。どこをどう走ったのかよくわかりませんが。

滝の入り口を見落として広場まで来てしまいました。付近には幾つかの滝があるようですが、草ボウボウで時間も時間だし諦めました。

戻って入り口に駐車して滝へ。

小滝
木々に囲まれて斜めの岩をさらさらと。

角度を変えて。

板状節理は水を活気づけます。

本州の西の山奥、植物が密集しています。

10分ほどで滝前に到着。

清滝
滑らかな岩盤をいく筋にもなって落ちてくる優しい滝です。木々も色づき始めました。

よく見ると大きな清滝の下に小さな清滝が並んでいるように見えます。

周りを草木に囲まれた清滝。


陽の高いうちに来れたら、綺麗だったろうなぁ。

だいぶ暗くなってきたので急ぎ足で車に戻りました。

………という事で3日続けて美人の湯に。
スタンプカード作りますか?……要らないです。

明日は最終日なので、ゆっくり長めに湯に浸かり予定を確認して寝ました。

ところが………。

【まとめ】
◯2017.11.3 ひとりで。
◯天気は曇り時々晴れ。
◯八重滝と龍頭ヶ滝、どちらも素晴らしい。
◯龍頭ヶ滝、この遠征二度目の裏見
◯山のなかひっそりと清滝。

◯訪れた滝
龍頭ヶ滝:島根県 雲南市
○龍頭ヶ滝(雄滝)
○龍頭ヶ滝(雌滝)
○清滝:島根県 大田市
○小滝:同上