ああ。
27日ぶりの滝です。

10月は天気の巡り合わせが悪く、仕事も忙しく、坦々と過ごしていました。

そして、"明日、台風がやって来る" という日に、漸く滝に行くことができました。
行き先は、新潟県 妙高山の山麓にある滝。

2017年秋 妙高の滝めぐり①

おはようございます!

同行者のゆかりんさんとは、道の駅 しなのふるさと天望館で待ち合わせ、早速、5月末に行けなかった大田切渓谷 惣滝の滝つぼに。

標高もかなり高いし寒そうでしたが、1週前にるりゃんさん達が行かれていたそうで"行ける" と確信しました。

妙高山登山口には、たくさんの車がとまっていました。殆どの方々はピークハントのようですが………。

目下のところ自分は滝つぼしか眼中にありません。

滝つぼ、滝つぼ、滝つぼ………。

そうめん滝
ずいぶん高いところから流れてきます。

彼方に、妙高山のいただきが。


妙仙橋を過ぎると登りが始まります。

オベリスクほどではありませんが、少しだけムーン・ウォークしながら。(撮影:ゆかりんさん)

大田切渓谷の上流は懸崖。大きな岩が引っ掛かっているようにも見えます。

権現滝
高く切り立った、かなり脆そうな岩盤を、水がV字に削っています。

幾く筋もの流れが、権現滝の滝つぼに向かって落ちていました。

権現滝を巻き終えると、いよいよ惣滝が!

でもここからが難所。右岸の急斜面を足場を探りながら進みます。(撮影:ゆかりんさん)

余所見は禁物ですが、ついつい滝を目てしまうんです。

様々な形、様々な色、秋は寂しさも感じますが艶やかでもあります。

前に滝つぼに行った時は、あの岩の右側を登ることができましたが、今回はここで対岸に渡渉しました。

晩秋の妙高、水が冷たそう。
勇気をもって一歩を踏み出します。

滝つぼは、すぐそこ。

燕の惣滝
四層の岩盤をもろともせず、大量の水がしぶきとなって落ちてきます。

滝つぼの滝しぶきは半端ではないので、離れたところに荷物をおいて、さあ………あれ?

ゆかりんさん、あっという間に突入していた。
( *´艸`)

右岸上部の岩の感じか好きなのですが、しぶきが凄くてボケボケな写真ばかりです。

滝つぼには、ニョキっと岩が。

岩盤に凹凸があるので、水の落ち方に変化があるのですね。

落ち口から勢いが凄いのです。

水の落ち方は風などの様々な要因で気まぐれに変わるので、瞬間、瞬間で微妙に違います。

この滝つぼは、どこにいてもしぶきが吹き付けて濡れてしまいます。

しぶきは動画だと良くわかりますね。

あそこの一角だけ飛沫が弱いのです。

こんにちはー!…………

ギョ❕  突然、声かけられて、驚いた。
振り向くと、好青年が………

習性で足まわりを見るとカッコいいアウトドアの靴を履いていました。

え:滝、好きなんですね。
青:去年から、巡っています。
え:この後、どこ行くの?
青:3時から仕事なので帰ります。
え:惣滝の滝つぼのためだけに来たの?
青:ええ、まあ。
確か、そんなやり取りをしたような………

親子のようです。(撮影:ゆかりんさん)

すぶ濡れの青年は「お先に~」と帰っていきました。

朝一番から、惣滝の凄い滝しぶきを浴びて、ちょっと寒いけど気合いが入りました。

なにぶんにも、本当に久しぶりの滝だったものですから………(^-^)v。

滝の少し下流、温かい♨️温泉がわき出ています。"滝"と"温泉"の絡みは、結構あります。

惣滝を見ながら滝見温泉なんて贅沢です。
あわよくばとは思っていましたが、この日は諦めました。

温泉成分の滝。

この辺りの紅葉は、ピークを過ぎているようですが十分に綺麗です。

"惣滝スタンプ" ポチっと押していただきました! 

登山口の駐車場に戻り下流にある大滝を目指します。

三度目の訪問になりますが、今回は少し丁寧に見ることを目論んでいました。

まずは観瀑台に。
150m は落差………ではなく、滝までの距離です。ひたすら下りですけど。

関温泉不動滝(大滝)
観瀑台からは正面の姿となります。焦げ茶色の岩盤を、惣滝の下流だけに迫力を感じます。
左側には五段の滝も現れていました。

少し引いた写真には色づいた葉も。

観瀑台の手前から数メートルの段差(ロープあり)を下り滝つぼに近づきます。

下から見ると観瀑台の上から滝の右岸まで伸びる岩盤の、窪んだところに滝があることがわかります。

右岸側から近づきます。(撮影:ゆかりんさん)

横から見ると、滝は思いっきりひょんぐっていました。

ドドドドド………予想外のお姿に感激です。

その写真を撮っているところ。ちっちぇーなぁ。(撮影:ゆかりんさん)

この滝で、また濡れるとは(( *´艸`))。

是非、生で体感してください。

滝つぼから戻り、橋の上から落ち口を。

紅葉で綺麗ですが良く見えません。肉眼では、落ち口であることは認識できます。

更に、橋を渡って右岸側の道路から俯瞰します。カメラマンが列をなしていました。
わお!妙高と不動滝と紅葉と。そして茶色の岩盤は、ハート♥️形に見えませんか?

ここから見る滝の姿も素晴らしいです。

三度目にして、正面(観瀑台)から、直下側面から、橋の上から落ち口、右岸側から遠望………今までは、惣滝のついでに寄っていましたが反省しきりです。

大田切渓谷の、惣滝と不動滝、堪能させていただきました。

そして久しぶりの滝に心が洗われました。

展望台からの紅葉と惣滝が綺麗です。

ご一緒させていただいたゆかりんさんのブログ

【まとめ】
◯2017.10.28 ゆかりんさんと。
◯天気は曇り。
◯惣滝の滝つぼ、紅葉の時期。
◯関温泉不動滝の四つの見方。
◯大田切渓谷を堪能。

◯訪れた滝
●そうめん滝:新潟県 妙高市
●権現滝:同上
●惣滝:同上
●関温泉不動滝(大滝):同上