遥か西へ、会いたい滝に ⑥
鳥取県の雨滝/筥滝から、兵庫県のシワガラの滝に向かいます。
途中の雨滝街道………名前は素敵な道ですが、
峠を越えると狭いしクネクネだし、片側崖だし、ガードレール無いし、(平日なので)工事しているし、それは良いのですが……
あろうことか工事のトラックが登ってきた!
こういう時、メンチ切りあってもお互いが不愉快なだけなので自分が積極的にバックします。
アクセルとブレーキを踏み違えたら間違いなく転落………この 200mほどの登りバックはキツかった。
で、いつの間にか兵庫県に入り、滝の駐車場に到着しました。
まぼろしの五滝!………いつか、挑戦?
証を残しておきました。
昨年は500人……これは多いのか少ないのか、
でも増えてきていますね。
良いことなのか、そうでないのか(笑)。
シワガラの滝に会いたい理由。
風景写真などで有名になったこの滝、周りの景観も含めて、どうなっているのか想像できず、この目で確かめたいと思ったからです。
それでは出発。
森のなか、気持ちいいです。
取り敢えずシワガラの滝に。
この時点では桂の滝も行く気、満々だったのですが…😭。
軽い下りは軽やかに歩けます。
棚田。緑のもふもふ。
いよいよ急な下り。上ることできるのかなぁ………今日も弱気が心を支配し始めます。
沢に降り立つと、視界の大半を緑が占めていました。
密林?いや、ちょっと違います。
あとは沢沿いを上流に遡行していくだけ。
見えてきましたよ………緑の洞門。
その奥に滝つぼがありシワガラの滝。
シワガラの滝
緑の洞門の右手から、滑るようにシワガラの滝が落ちています。
閉じた空間に滝音が反響して怖いくらい。
岩は滑らかで苔が付着し、更に乾いたところは植物が密生していました。
実際にご覧いただかないと、どうなっているのか理解いただけないと思います。
滝つぼは浅く、正面から滝に近づくことができます。滝行ではありません。
やっと会うことができました。
素晴らしさに感激しています。
雲間から陽が照りつけると、緑の谷が輝いて見えます。
そして滝の水は、その輝く谷に流れ出ていきます。
どうしたらこういう造形になるのか、説明がつきません。唯一言えるのは、その中心的な役割を担っているのは滝だということ。
滝の白、岩の黒、苔の緑、そして轟音のBGM。
水と戯れました。
シワガラの滝は、きっと訪れる度に違った景色を見せるんだろうな。増水時はどうなっているんだろう………
妄想はつきませんが、そろそろ "おいとま" します。
この時期は、とにかく植物の緑が全てを飲み込んでいる、そんな印象です。
滝の手前、右岸高所からの水の流れ。
草木がその水を求めて、じわじわと寄ってきます。
雨が降れば水に流され、水が少なければ根を張ろうとする。
なかなか凄い谷にシワガラの滝はあるのです。
だらだらした登りや階段と違い、こういうところは大丈夫です。四足歩行で対応できるので。
ふたたび棚田。
分岐で休憩がてら進退を迷い、桂の滝への危険箇所ありの往復3.4kmはやむなく諦めました。
猫の額ほどの駐車場に、無事に戻りました。
桂の滝を諦めたことで時間はありますが、当初予定していた霧ヶ滝、猿壺の滝方面は落石の未確認情報もあり、どうしたものか………。
会いたい滝、会った滝をプロットしている関西道路地図、扇ノ山(おうぎのせん)の周辺を眺めていると………
💡💡💡 この滝は………(^-^)v。
【まとめ】
◯2017.7.14 ひとりで。
◯天気は快晴。
◯苔と言うより草木の緑。
◯洞窟・洞門の滝、全容はいまいち不明。
◯上流と滝を高い所から見てみたい。
◯類を見ない個性的な素晴らしい滝。
◯訪れた滝
○シワガラの滝:兵庫県 美方郡 新温泉町