栃木県 矢板市/那須塩原市の滝を巡る② 


おしらじの滝を満喫したら、山の駅 たかはらに戻りルートを確認しました。

やはり遊歩道は肝心なところで寸断されているので、行って戻って、行って戻らないと。

まずは行程が長い八方ケ原線歩道で桜沢下流の滝に向かうことにしました。

ここ学校平から沢沿いに進んで行きます。

と言っても、初めは沢から離れた森のなかを、なだらかに下っていきます。

下りなので快適に進めます。往復6.6km のピストン、帰路は延々と上りになるので考えただけで憂鬱になってしまいました。

沢が近づくと傾斜が増していきます。

沢に出ると小さな滝も見え隠れしています。

どんどん下って滑床の沢が見えてくると、まもなく最初の滝です。

ほぼオンタイム。滝に着いた瞬間に、嫌なこと、都合の悪いこと………忘れます(笑)。

雷霆の滝
二段の滝で、下段は主瀑と岩間の流れに分岐して、全体的に右側に流れていきます。

落ちるというよりは流れる印象です。

天気が良いので、なかなか全体像を撮すことができません。

水量が多い時は、この全部の岩を飛沫をあげながら流れているようです。

フリクションが効くので、下段の滝上まで登ってみました。

流れると言っても間近では迫力があり、音と振動が伝わってきます。

主瀑とは対照的に、さらさらと流れる幾筋もの滝。

下段ナメ滝を横から見ると、水は少な目でも厚みを感じます。


沢靴で来て良かった~。

雷霆の滝から更に歩道を下っていくと雷霆の吊り橋に。

更に進んでいくとスッカン沢からの歩道への分岐点に、ただしこの日は通行止めになっていました。雄飛の滝まで0.6km、目と鼻の先なんですけど………。

ようやく咆哮霹靂の滝に到着。

6,7人のハイカーがいましたが、いないものとして早速入水して近づきます。

咆哮の滝
左岸側にある滝、もともと水は少ないようです。不思議なことに、少ないわりにボコボコした岩壁の全体が濡れていました。

更に強い光が当たっていて、ご覧のような写真になってしまいました。

今度は岩を伝って右側の滝に移動します。

霹靂の滝
こちらは水が豊富でおよそ10mの落差を横一杯に使って落ちています。

どちらかと言えば左の端の水量が多く………

右側は岩壁に沿って流れ落ちています。

一番、元気な部分です。

陽の光で輝きながら落ちてきます。

まだ科学では証明されていない何かを浴びて、気力、体力共に癒されました。

霹靂の滝は中心がやや張り出した曲線の滝なので、見る位置で受ける印象が変わります。

ぽこぽこした岩に陽が当たり、キラキラ輝いていました。

強い日差しを利用して良い写真を撮る技術はまだありません。引いて全体を撮りたかったのですが………。

広い空間には霹靂の滝の音が響きわたっています。

滝前には大きな石がゴロゴロと、そんな中に絶妙なバランスの石がありました。これ、結構危ないのではないかな?

咆哮霹靂の滝
右が咆哮の滝、左が霹靂の滝、併せて咆哮霹靂の滝となるようです。

ここで簡単な昼食をとり大休憩。

すぐ下の咆哮の吊り橋まで行ってみましたが、そこで通行止。

ただ………

スッカン沢の出合い、スッカンブルーをこの目で見てしまいました。

ああ行くしかない………かな(心の葛藤)。

上り3.3km。
右足は崩壊、心も崩壊。
この上りは往路で歩いているので、あとどれくらい………そればかりが気になって。

体調もイマイチだったのか、くたくたになって山の駅にたどり着きました。

ブログを拝見する限り、みなさん楽々、往復されています………ふう。

【まとめ】
◯2017.5.20 ひとりで。 
◯天気は晴れ。
◯桜沢にある滝に八方ケ原線歩道より。
◯単純な上り下りの往復は辛かった。

◯訪れた滝
○雷霆の滝:栃木県 那須塩原市
○咆哮霹靂の滝:同上