栃木県 矢板市/那須塩原市の滝を巡る①

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今回のブログ、渇水期のおしらじの滝です。
ひょっとしたら皆さんの良い印象を、壊してしまうかもしれませんので、心配な方は読まないでください。
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青。。。今、滝つぼの青が気になっています。

思い返してみても、
桃太郎の滝の四万ブルー
小坂 濁滝の雪の中のブルー
前鬼川のソーダ水のような前鬼ブルー
双門の滝ルートのガマ滝のブルー
などなど。

小坂200滝の熊崎さんに教えていただいた、青い滝つぼを見るコツ………それを検証するためにふと思い立って、滝好きさんや風景写真家さんの間で人気の高い栃木県の滝に行ってきました。

2017.5.20 ひとりで………おしらじの滝へ。

滝としては大きな滝ではありませんが、人々を惹き付けるものを持った滝です。渇水期には水が渇れることもあり、行くタイミングが難しいようです。

滝に行って、水が少なかったり、渇れていると、ガッカリする方もいますが、それも滝の真の姿………。

今回は故意に渇水を狙って会いに行きました。

今の時代はマニアの受難、ググれば滝の情報はありとあらゆる情報が露出しています。

もはや、おしらじの滝も知る人ぞ知る滝ではなくなってしまいました。

早朝、誰もいない (^-^)v。

入り口には、こんな看板が。

沢に向かって下っていきます。

標識はありませんが、滝に行き慣れている方なら迷うことはないと思います。

ただ、整備された遊歩道ではありませんので、しっかりした足回りで行ってください。

入り口から10分ほど下ると、唐突に滝に着きます。

おしらじの滝
まずは左岸、岩壁の上から。予測どおり水は渇れています。水が流れていないにしても、今まで見た写真とは随分と違う印象を持ちました。

滝つぼの色は完全な青とは言えませんが、深みのある青緑………と言ったところでしょうか。

深みのある青を求めていたので、そのイメージとは少し違うのですが、神秘的な滝つぼでほれぼれします。

板状節理の岩。

周囲の岩も特徴的で、様々な地層の岩が複雑に組み合わさっています。その岩に苔がついて緑の彩(いろどり)を追加しています。

滝つぼに降りて右往左往、太陽は右岸側から上がりますが、まだ陽を射し込む高さではありません。枯れた木葉、木の実などが浮いています。

それでも右岸側からみたこの青色が、自分の求めていた青に最も近いと思います。

水は完全に渇れていて、水を落とすはずの岩には苔がついていました。

光の加減で色が淡くなったり、底がはっきり見えたり………眺める位置によって変わります。

今はまだ早朝、日が差し込む正午頃になると透明感が増して綺麗なのかもしれません。

水面は滝が落ちていないので波紋がなく鏡のようでした。

もうひとつ無いものが………それは滝音。
聞こえるのは鳥のさえずりだけです。

何層かの岩………。

いい青です。

現実の岩と水面に写る木々、青いフィルターのかかった水底。

大雨によって苔が洗われ水面の木葉が流されると、クリアな青になるのではと推測します。

無音の滝にいつもと違う雰囲気感じつつ、おしらじの滝を楽しみました。

水は少しだけ流れ出していますが、数ヶ所から湧いているのか伏流なのか。

鳥のさえずり……。

雨のあと、紅葉、雪景色………色々と想像しながら過ごしました。

滝つぼの写真、何枚撮ったかな。

落ち口に向かいます。

左岸側から。

緑の絨毯の滑り台、ここで懸垂下降したら……。

あれ………水面に木々を写らなくするには、どうしたらいいのだろう?

ここから見ても左岸の岩には圧倒されます。

おしらじさん、いずれまた来ますから~。

こんなのありましたけど………。

青の検証、ほぼ予想どおりと言えますが、完璧な濃い青の滝つぼを見るには、水量以外の条件も整わないと叶わないのかもしれません。

なお、おしらじの滝には、最も良い時期にもう一度来ることになっているので、どれくらい違うのか………再会が楽しみです。

【まとめ】
◯2017.5.20 ひとりで。 
◯天気は晴れ。
◯渇水期のおしらじの滝に青を見に行く。

◯訪れた滝
○おしらじの滝:栃木県 矢板市