紀伊半島の滝めぐり 2017年5月 ⑨

2017.5.6 遠征の最終日。
昨日、お世話になったゆかりんさんと、広大な紀伊半島の滝を見ながら北上し、帰宅することにしました。

待ち合わせは、早朝 6:00に百選 桑の木滝の駐車場で………。

もちろん僕は更に早起きして、片道15分の桑の木滝に行きました。

桑の木滝
鬱蒼とした森のなか、とうとうと水を落とす、百選の滝を一人占めです。

この滝、まじまじと見ると、滝のいろいろな要素を持っていると思いませんか?

右上は段瀑、右下は直瀑、左下は末広がり、左上は落ち口が平なサラサラ系………流石です。

更に来れるものなら来てみなさい………お立ち台と、壁には古代人の鳥の壁画(笑)。

あそこに立ってみたいなぁ。

日が当たっていないので、透明感が掴めませんが、水も綺麗です。

昨年は夕方、今日は早朝、神聖な雰囲気に心が洗われます。

少し引いた景観もいいですね~。

ヤバ! 時間の経過を忘れていた!
急いで引き返し歩き始めると、木々の合間にピンクのレディが………ニッ (^-^)v。

おはようござます!

実はこの日、紀伊半島はお昼から雨の予報。
お互いに行きたいところが微妙に違っていたので別行動、あわよくば○○滝で合流しましょうということに。

そこでお別れして、僕は気になっていた道沿いの滝に向かいました。

この看板の裏から、登りかけたのですが、人工物がたくさんあってめげました。

なので遠望で済ませました。

高滝(ふうけつ滝)
支流の滝ですが、ネットで拝見する限り、なかなかの滝のようです。

一度、R168に戻り、熊野川の橋を渡って三重県に、百選の布引の滝を目指します。

布引の滝までの林道には幾つか滝があり、昨年、唯一、夕暮れで行けなかった隠れ滝に。
大きな石の斜面を横切りながら10分弱で滝に到達します。

滝の前には石がゴロゴロ、遠目にもいい滝だということがわかります。

隠れ滝
分厚い岩盤から飛び出た水は、二段の岩に当たって滝つぼに注がれます。


この岩盤は水平ではなく右上がり、縦縞の岩と苔の模様にも目を引きます。

この岩盤は引いてみるとモスラの幼虫にも見え、スペースもあるので裏見もできそうです。

ようやく会えてスッキリしました。

松山滝
道路脇の橋から見える滝、落差もありますが、葉が生い茂ると隠れてしまうかもしれません。

荒滝
谷が無理やりズレてしまって、生まれたような滝です。垂直に落ちる水に対して、岩盤が右上がりなので変化のある滝に見えます。

小さな滝の集合体にも見え、滝下からの景観に思いを馳せます。

布引の滝
どうしてこの滝に惹かれるのだろう………滑らかな岩肌、優しく上品な流れ、この滝は女性ってことなのかな。

あそこに行くこと、できるらしいけど………。

さーーーっていう音が柔らかく聞こえます。

おしとやかな癒しの滝。もっと近くに………。

気分がホンワカしたところで、林道の途中の分岐を右へ。
何故か看板を見逃して通りすぎました。

急斜面をぐんぐん降りていくと、まずは横顔から………って。
ん?岩がすごいな。

回り込んで鉄の観瀑台へ………。

八丁大滝
ニョキニョキと直立した岩の上には、丸い大きな石がゴロゴロ………その間を滝が落ちています。


あの石、いつか落ちる………その頃、自分は生きているのかな。

苔の緑、いい味を出していますね。大水のあとは苔が洗われて、また違った姿を見せてくれるのでしょう。

岩は滝つぼでも存在感を出しています。

非常に珍しい岩壁ですね。

お気に入りの滝に会い、会いそびれた滝に会い、合流地点に向かいました。

【まとめ】
◯2017.5.6 ひとりで。
◯天気は曇り。
◯桑の木滝と布引の滝、対照的な百選。
◯隠れ滝、八丁大滝は個性的な滝。

◯訪れた滝
○高滝(ふうけつの滝):和歌山県 新宮市
●桑の木滝:同上
○隠れ滝:三重県 熊野市
●松山滝:同上
●荒滝:同上
●布引の滝:同上
○八丁大滝:同上