3月 西に向かって⑨


赤目四十八滝の続きです。

入渓して最初に散歩のご夫婦とすれ違って以来、誰とも会っていません。


渓谷を六つの感覚で感じながら、ゆっくり進んでいきます。


斜滝


ナメ(滑)た滝ですが、落ち口のデコボコがいいアクセントになっています。


百畳岩から先は渓谷トレッキングコースですが、整備された歩道となっています。

荷担滝 (赤目五瀑)

赤目五瀑のなかで唯一の段瀑です。


緑の濃い時期に滝の白とのコントラストが有名ですね。


ルートは滝の横を進んでいきます。


滝つぼの白い模様が気になりますね。


で、一人だったのであそこに立ってみました。


中段には深い滝つぼが。


見下ろせば実物は高さがあって、足がすくみジンジンします。


落ち口の岩を飛び越える勇気はありませんでした。


荷担滝は上から見ても、見栄えする滝です。


夫婦滝は支流の滝。標識の先の辺りを渡って、ご夫婦に会いに行きました。

夫婦滝


落ち口は二筋、途中で一緒になって………というのが名前の由来。

ここの滝つぼも綺麗でした。


夫婦滝の沢の出合いにある滝です。

雛段滝

板状の節理を水が流れていきます。


縮尺を50倍くらいにすると、日本屈指の滝になるんだろう………小さな滝を、いつもそんな風に見ています。


沢靴でジャブジャブしたい(笑)。


時折でてくる威圧的な崖と岩。



琴滝

後から琴の音色が聞こえると知りました。

う~ん、滝の音までは思い出せないなぁ。

これから行く(かもしれない)滝友さんに検証してもらいましょう。

そしていよいよ、最後の五瀑………


琵琶滝 (赤目五瀑)

直瀑ですが、下の方は左岸からの岩に、押し出されるような変化がついています。


更に、滝つぼからの水は、滑床が平坦なので浅く一面に広がっています。


更に、更に、その先は雛段滝のように板状の節理で細かく流れ落ちる………


………見所が満載の滝なんです。


滝つぼはひときわ深く、神々しさを感じます。




沢靴で来れば良かったと少し後悔しました。


ほぼ垂直なので上からの写真は平凡かも………。


落ち口です。(帰りに撮影)


そして………

10:10 ようやく最後の滝に到着。

岩窟滝



もう少し水量が多いと豪快なのでしょうか?
左岸は、いかにも登ってくださ~いと。


直下に立つと容易に登れることがわかります。
この滝の中に深い穴があるようですが、見逃しました(涙)。

ここのベンチで大休憩をとって、滝を復習しながら来た道を引き返します。

進むにつれてすれ違う人がどんどん増えてきました。人気がありますね。


描いたものではなく、積み上げたものでもなく………おかしな模様です。


大きな岩に石が盛られています。ケルン………ではないですよね。


神木(かつらのき)がありました。

12:00 頃、オオサンショウウオセンターに帰着しました。入山料を払い絵はがきセットとガイドブックを購入し………勿論、見学しました。
両生類、爬虫類の類いは大好きです。


若いオオサンショウウオのはなちゃん。
滝好きのはなちゃんも、元気にしているかな?

そして………
滝と同じくらい楽しみにしていた………
滝めぐりをシメるつもりでいた………

へこきまんじゅう

へ?


お休み………ですか (号泣)!

小腹も空いていたので、

ヨモギの焼きまんじゅうとお団子を………

行き:3時間強
帰り:2時間弱

こうして赤目四十八滝を、静かにゆっくりと、楽しませていただきました。

【まとめ】
◯2017.3.19 ひとりで。
◯百選の赤目四十八滝。
◯最奥の滝まで、楽しめた。
◯往復で5時間。
◯へこきまんじゅう(涙)。

◯訪れた滝
   赤目四十八滝:三重県 名張市
○斜滝:同上
○荷担滝 (赤目五瀑):同上
○夫婦滝:同上
○雛段滝:同上
○琴滝:同上
○琵琶滝 (赤目五瀑):同上
○岩窟滝:同上