3月 西に向かって⑧

赤目四十八滝の渓谷美が楽しくて、いちいち足を停めて見入ってしまいます。


千手滝から進んでいくと………


布曳滝 (赤目五瀑)

優しい感じの、滝が見えてきました。サーっと水流が捻れています。



末広がらない神戸の布引の滝………といった印象です。



この滝の魅力は、なんと言っても左岸の柱状節理ではないかと。




想像を絶する時間をかけて、こうなっているのだろうけど………いい景観です。



その左岸の柱状節理を巻いて、落ち口を見ることができます。

竜ケ壺

滝の右岸側の岩がえぐれていて、まさに壺のように………うん、うん、わかる。


一応、滝ケ壺までを「前澗」と言うそうです。前半という意味なのかな?

斧が渕

斧の形をした渕……。




この辺りの渓谷、素晴らしいですね。

縋藤滝(すがりふじたき)



肉眼でどうにか水を確認できます。

陰陽滝

陽は滝の流れを、陰は滝つぼを表しています。


深い滝つぼには、不思議な形をした大きな石が鎮座しています。


水はナメた斜面を下って、陰陽滝に吸い込まれていきます。



百畳岩

百畳、こんなところで、仙人のように余生を過ごすのも、いいかな………なんて(笑)。



七色岩

七つの異なる植物が自生していて、四季折々、華やかな花を咲かせるそうです。

異なる草木だけでも十分に楽しめますが、花の時期は綺麗なんだろうな。

姉妹滝



どうして、姉妹なのか?
滝の性別、滝好きさんの間では概ね一致しますが、時々、意見の相違がありますね。



柿窪滝

岩と苔が印象的な小さな滝です。


この時間になると、渓谷にも陽の光が射し込んできます。


滝つぼは、相変わらず深くてグリーンです。


左の岩の向こう側に、滝があります。

笄滝 (こうがいだき)

笄(こうがい)は日本髪に刺す飾りのことらしいのですがイメージが湧きません。


上から。全体像がわかりずらいですね。


狭い岩の間を落ちる滝です。


そこで下流で渡渉して正面に立ってみました。


狭岩を駆け落ちる滝、その波紋でゆらゆら。

雨降滝

雨降滝は遊歩道脇の滝、濡れた岩と苔の色が面白いです。


さらに横から眺めると人の顔が重なっているよなうな………。


下から眺めると、柱状節理が空からぶるさがっているようにも見えます。


直下に潜り込むと雨がひたひたと降りだしたような滝でした。

この日、一番、濡れた滝でした(笑)。

骸骨滝

名前の通りの滝ですが、いったいどの岩が骸骨なのだろう?


うーん………。


あれかな? それかな? って(笑)。
こうなると、全部が骸骨に見えてくる。


水はますます清らかに。

相変わらずの、想像力、欠如ではありますが………滝は、まだまだ続きます。

【まとめ】
◯2017.3.19 ひとりで。
◯百選の赤目四十八滝。
◯誰にも会わず、ひとりじめ。
◯個性的な滝が多いかな。

◯訪れた滝
   赤目四十八滝:三重県 名張市
○布曳滝(赤目五瀑):同上
○竜ケ壺:同上
○縋藤滝:同上
○陰陽滝:同上
○姉妹滝:同上
○柿窪滝:同上
○笄滝:同上
○雨降滝:同上
○骸骨滝:同上