3月 西に向かって⑤


何年も前、福井に出張したとき観光案内所の方に聞きました。


福井でお薦めの滝は、どこになりますか?


すると一乗滝か瓜割の滝ですかね……と。

あれ? 龍双ケ滝じゃないんだ。


そんなやり取りを思い出し、今回、向かったのは有名な瓜割の滝。



僕の愛用している地図では名水百選、つまり湧水として載っているので滝のマークはありません。



駐車場から数分歩くと到着しました。


瓜割の滝


大木の緑、苔の緑、その中で大量に水が湧き、滝になっています。



左側には観光の方々がいらっしゃいましたので、場違いな出で立ちの僕は遠巻きに沢を渡って右側から鳥居の前へ………。



こんこんと水が湧いているところです。


ひとしきり写真を撮って階段を登ると、そこに立ち入り禁止の看板がありました。


どうやら神聖な場所だったようで、気づかなかったとはいえ申し訳なかったです。



群馬県中之条のチャツボミ苔公園を思い出しました。



大量の水が湧いています。



いろいろな流れがあるものですね。



今後、水は大切な資源になっていきますので、守っていかなければなりませんね。






水が豊かなところは苔も元気、あたりを緑に包み込み………癒されます。

売店のある駐車場では、たくさんの方々が水を汲んでいらっしゃいました。

更に西に向かって、三番の滝を目指します。

国道から県道へ、林道に入るとだんだん道が悪くなり雪融けでドロドロのダートになりました。

サイドウィンドウまで泥が跳ねて、すごいことになってます。勲章?


滝までは800m、気を引き締めて出発します。


この沢の支流にあるようです。


雪がのこっている割には、密生している木々の緑が鮮やかだと感じます。


渓流の魚がシュッと横切っていきます。

木の橋を渡って、ここから登りです。

こんなところを登ってきました。

やがて遥か眼下に………滝だ!

一番の滝 (かも?)

結構な落差と幅のある滝ですよ。滝の前から見たいけどルートがちょっと。


更に急な山肌を斜めにガンガン登ってきます。


小尾根を越えて沢筋に降り、あとは雪を避けて水際を遡行していきます。


匂いもするし音もする。時間的にもこの右折の先に滝はあるはず。

三番の滝

段瀑+渓流瀑、全体を見渡すことはできません。


何段にもなって、大きな岩の間を大量の水が飛沫をあげて流れます。




草木の緑、苔の緑、その間を、稲妻のように水が走ります。


足下を見れば高さではなく勢いに足がすくみます。


水の勢いと躍動を感じながら、簡単な食事を済ませてそろそろ。




水が豊かな沢。


本来のルートは雪に埋まっています。

二番の滝 かも?

滝の音につられて恐々のぞいてみると、滝がありました。


帰り道、ココの降下が一番、怖かったです。手前に向かって降りてきますが左手は絶壁、つかまるものもなく岩がムキ出しでホールドがありません。


ようやく泥だらけの相棒が見えてきて、ひと安心です。

片道 800mは予想外に険しいルートでしたが、水の森を楽しませていただきました。

この近辺、幾つかの滝がありますが、一つに絞って向かいます。

道は途中で通行止めに………

簡単に動かせたので自己責任で行けるとこまで行ってみます。


なーんだ、来れるじゃん(^-^)v。こういう時、ささやかな快感がありますよね(笑)。


喜びいさんで林道に突入しました。

ところが………雪だまり?
スタッドレスだから、大丈夫、大丈夫……

スタックした~。

これが、あと2km続くので諦めました。


【まとめ】
◯2017.3.18 ひとりで。
◯瓜割は観光地。
◯三番の滝はルートも楽しい。
◯一番と二番はどれ?。
◯野鹿の滝は必ず再訪。

◯訪れた滝
○瓜割の滝:福井県 三方上中郡 若狭町
○三番の滝:福井県 小浜市