5月も終わりに近づきホタルの季節ですね。
闇夜に幻想的に光る姿には、
言葉もなく魅了されてしまいます。
ってそんなロマンチストちゃいますけど、
昨年も見れてとてもキレイでした。
今年も足を運ぶ予定です。
実はホタルの棲息にはすごい条件が必要です。
まずは湿度を保った草と土に覆われた
自然の岸を持っていることになります。
このために水がいくらキレイでも、
コンクリートでつくられた川に
ホタルが生息することはできません。
次にカニワナという淡水生の巻貝が
棲息していること。これがホタルの
幼虫のエサになるためです。
このカニワナの棲息には酸素がとても
重要で川の流れが早く浅い瀬をもった
渓流でないと環境に適しません。
さらにカニワナが育つための
植物プランクトンも必要です。
植物プランクトンが生息するにも
もちろんそれなりの環境が必要です。
今度は水鳥や魚、エビ、ザリガニなどの
排泄物が必要になりますが、
彼らはカニワナの捕食者でもあり、
ホタルの幼虫のライバルかつ天敵です。
そのカニワナをたくさん食べて
大きくなったホタルは川底に潜んで
冬を越し、春先の水温が上がった頃、
岸辺に上陸し土を掘ってサナギになります。
このために自然の土手が必要なんですね。
そして初夏に成虫へと育ちます。
1年がかりで成長したホタルが
この時期にオスもメスも
求愛のために美しい光を放ちます。
オスが短い点滅のサイクルを
複数回繰り返しアピールし、
メスが受け入れると1回だけ明るく光ります。
ホタルが美しく光るためには
このような生物間のせめぎ合いと、
自然のみが作り上げる環境が必要なのです