今月から84件、全ての利用者を把握する為に


新しい出会いの連続になっているわけですが、社交的に振る舞っている私にも疲れが出てきました。


そんな時に伺った、90歳独居の男性宅。


82歳からビリヤードを初めて、85歳から歌を始めたとの事。


『22歳で死ぬかもしれないと思った戦争から返って来たとき、出来ない事は何もないと思ったんだ』


高齢になればなるほど、新しい環境や新しい事に馴染み難くなるのが当たり前。


私の3倍以上生きているこの人に負けてはいられないなと思わされました。


頑張ろうと思っていた場所が違っていたことに気づいたんです。


精一杯の気持ちで気配りして、介護をして、それで失敗して叱られたっていいじゃないかと。


駄目だと言われる事に関して恐れていたのだなと。


実力以上に良く見せたかったのでしょう。結局自分の事しか考えていなかった訳です。


『いくつになっても出来ない事はない』


長年連れ添った奥さんの認知症が進んで介護困難になり、一緒に住むことが出来なくなった寂しさを胸の内に秘めて頑張っている姿。


90歳でビリヤードの先生になったおじいちゃん。


あぁ、やっぱり皺くちゃになっても、何があっても負けずに元気に長生きしたいなぁ。


そんな姿が本当は美しくかっこいいと思うんですよ。



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あいまみ♪