肌の色が白いなんて知らなかった。

指がこんなにも細くて柔らかい肌。


あなたは今何を思っていますか。


私の事がわかりますか。


声は聞こえていますか。


体温は届いていますか。


あまりにも切なくて、あなたの左手を思いっきり握りしめた。


何もかも、思い通りにしてあげられなくてごめんなさい。


耐えてきた人生をどうか無駄にしたなんて思わないで下さい。


私の手を握り返す力。


呼吸することだって、生きている痛みに耐えながら過ごす姿。


声を出すことも、栄養を取ることも出来ない唇。


もう歩くことのない脚。


せめてあなたが最期の日に辛くないように。


辛くありませんように。


あたしの中には真っ黒に日焼けした肌と、朝5時30分に起きて朝食の支度をするあなたの姿が消えてしまうことはないでしょう。



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あいまみ♪