あいまみの故郷は大分県のとある小さな町なわけですが


基本的に九州な訳ですから、男性の方が有無も言わさず偉い感じがあるんですよ。


母も祖母も叔母も


献身的に夫に尽くす姿を見て育って来ました。


男性が座れば先に食事を用意して、女性は動きやすいように全ての支度が整ってから台所の一番近くに座るのが基本でした。


気がつけば、一緒に『いただきます』を言った事がありませんね。


祖母に会いに叔母の家に来たあいまみですが、気の強いと思っていた叔母も


『旦那さんに家事をやらせた事なんて一度もない』

と言うんです。


たいしたことのない男性でもよく見せてしまう九州の女。


あたしも女は何があっても耐える事が当たり前だと思って来ましたよ。


でも、今はそんな考え方も時代に逆行しているのかもしれませんね。


自分を含めて最近見てないですね。


男性を立てる女性。


訪問介護入浴の仕事をしていた二十歳の頃、足立区に大分県から引っ越して来たばかりの利用者がいたんです。


同郷というのは嬉しいもので、お宅に伺うのが楽しみでしたよ。


ある日私が、都会は疲れてしまうと弱音を吐いたんです。


そんな私にその利用者さんが


『あんたなら大丈夫よ。九州の女は根気があるけぇ、どこにいたって負けん』


その場で泣いてしまったのを思い出しますよ。


きっと高齢になって住み慣れた場所を離れて、寂しい思いをしていたのは彼女の方だと思ったんです。


あれから何年も経って、彼女が元気に生活していることを切に願いますが、宝物のような言葉を頂いたことに感謝していますよ。


だから今も落ち込んだときには心の中で唱えるんです。



『私は九州の女やから、大丈夫よ』




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あいまみ♪