誰にでもコンプレックスってあると思うんですよ。



あたしにも勿論あるんですけども、なかなか直らない癖。



以前、上司に指摘されたんですよ。



『それは癖なの?』



『はい、そうなんですよ。なかなか直らなくて(笑)』



平常を装っても、心の中は『やめて!触れないで』といたった感じですよ。



大体デリカシーのない人だとここから、何で?どうして?が始まるんですけど…。



『直さなくてもいいと思うよ。徳川家康も、エジソンも君と同じ癖を持ってるから。』

『羨ましいよ(笑)』



って言われたんですよ。



この上司ちょっと変わってるんですけど、営業成績は伝説的な記録を持っていて、クレーム処理も完璧にこなす。本の虫ってくらいに本を読む人でした。



何だかこの一言で、何年も抱え込んでいたあたしのコンプレックスが単純にも吹き飛んでしまったんです。



その人がよく言っていたんですよ。



『人は他人に知識を与えたり、役に立つために勉強しなくちゃいけない。』



どこまで行ってもポジティブ。



彼自身難病を抱えてる人だったんですが、そんな事微塵も感じさせない方でした。



『悲しみは理論で考えれば乗り越えられる』



こんなような事をベートーベンが言っていたのを思い出しましたが、本当に辛い思いをした人というのはポジティブだなと。



そして決して苦労したとは口に出さない。



命の危機やストレスで極限を感じると生命を維持するために考え方がポジティブにシフトチェンジするんじゃないでしょうか。



悩んでいるうちはまだまだイケる気がします。



最近あたしもとんでもない波が来ても、ワクワクするようになって来ました。



『さぁ来い!
乗り越えてやる!!』



そしてまた生命が強くなるんです。