洗濯に入れるつもりのスパッツを

脱いだまま部屋に忘れていて

あっ、と思って持っていくつもりが

そのまま何かのついでだった勢いで

今度は部屋からダイニングの私の席へ移動

夕飯のあいだ中ずっと私のお尻の位置に

丸め込まれていて

夕飯後その存在すら忘れて

洗い物をした後で歯磨きをしに洗面所へ

歯磨き後に髪を乾かすつもりが

夫の歯磨きは夫が洗面所前を動かず邪魔なので

ドライヤーを持ってリビングまで移動

乾かして、また洗面所へ戻って

ドライヤーを定位置へ片付け

リビングの電気を消すつもりで

ようやく椅子の上のスパッツに気づき

それを持って洗面所の洗濯機へ

戻って台所の電気を消すつもりが

子どもたちが使ったお手拭きに気づき

また洗面所の洗濯機へ…。

あたし、

何回洗面所まで

行ったり来たり、行ったり来たりしとんねん!

という

己の愚かさに

今までなら本当にガッカリしたり腹がたったり

していたわけなのだが

今日見たYouTubeの中で

「自己嫌悪」「自己卑下」は

そもそも自分への期待値が高すぎる

自分がもっともっと優秀な人間だと、

そのはずだと信じているのを裏切られるから

「なんてバカなんだ」「アホか」

「いい加減にしろ」と悪態をつきたくなる

のでしょうが

まあ待って待って。そんなに優秀ですか?って

落ち着いて考えて、って。

そういう話をされてて。


なるほど!

うん、あたしこれ、いつも通りだわ。

今日も標準でこんな感じだわ。

全く無駄が多くて

とても要領がいいとは言えないけど、でも

別に誰にも迷惑かけてないから

何も怒られるいわれはないのだわ。

うん、標準だ!

と思ったら

なんかちょっと

気持ちが、軽くなったのです。