カケラ | 自己責任でなんとかしてね。大学受験。

自己責任でなんとかしてね。大学受験。

長男、2011年2月に中学入試終了。
次男、2013年2月に中学入試終了。
中学受験は子どもの成長するための場所探し。
子どもが笑顔で過ごせる学校が一番♪


長男の学校は、S塾さんでは評価が低い。

何故、そう思うかって?


次男がS塾に通っていたころ、S塾からの電話を長男が受けたことがあった。

私に代わったあと、

「今のは、お兄さんですか?
どちらの学校にお通いですか?」

即効訊いてくる、この先生にイラッときたけど
ここで黙っているのも悔しいと思い

「〇○中です。」

というと

「あぁ~。↓ 」(明らかに、残念ムード)
そのあと何の反応もなく、次男の話になった。


くっそーっ。

次男が通っていたころに、コース別に土曜特訓のクラス名が貼りだされていた。

例えば、 最上位 は T駒・K成コース って感じで。

長男の学校は、アルファベットの最下位層の冠になっていた。

くっそー。変に目立つじゃないか・・・。


コースの冠名は、その学校を目指すという意味だと思うのだけど
4、5年生の親はその学校くらいは入れる、、、って思うらしくて
次男が5年生のときだったから
同時期に通っていた女の子のママからは、いやーな一言を浴びたりもした。
悪気がないといいけど、絶対ある人だったから。
「S塾だと最低でも長男君の学校には入れるのね」って感じの言葉だったよ。
そう簡単に入れないってのっ(多分)。
コース名は最低合格ラインの保障とでも思っていたのよ。
(そんなことないですからーーーー)
最上位の冠を見ればわかるじゃんっ。程度は違うかもしれないけど。

S塾でもこの学校の学校説明会を行っていて、
そこに行ったときは
「大変人気のある学校で、」と紹介していたから
まぁ、許す。(何様?)

どの層が長男の学校に行ったかというと
難関校残念さんだった。
つまり
アルファベット中・上位の子だ。
(下位の子は知り合いが一人しかいなくて正直わからない。
特に次男の通っていたS塾は偏差値50以上の子の進学実績しか
教えてくれなかったから。
自信のある校舎だとAコースまで保護者会で教えてくれるらしいのに
次男の校舎の某校舎は、ずっと50以上(それも平均なんだから、優秀な方じゃん?)のみ。)

サピに通ってそこ?
って言われると、苦しそうな顔をしていた母友もいた。
(もちろん面と向かって言われるのではないのよね。
4、5年生の時に自分がそう思っていたってことだと思うんだ。
だからそう思われているだろうって想像がついてしまう。)

でもそれってね、入試後の2か月くらい。

入学後は、
「〇〇様様よ。毎日が楽しいらしくてね。
入学して良かったわ。」
そんなメールが届いた。

学校でその子を見かけるととても明るい顔で笑っている。
友達に囲まれているし、成績も良いし、部活も頑張ってる。



受験期は苦しくて苦しくて
こんな毎日には耐えられないとも思う。
100日を切って、不安が更にのしかかる。

次男の入試のときは、
モロに不合格の発表を見て、泣けた・・・・。
どう伝えよう
どうしよう

情けないことに、二人目の受験なのに、
長男のときよりも受験が長引き、
長男の学校に受かりながらも
S塾であんなに苦しんで、自分が壊れそうになって
それを乗り越えたのに、、って
いたたまれなかった。


でも私なんかより次男の方が強かった。

ちゃんと、自分で立て直して、
自分で結論を出して、
前を向いていった。

苦しい思いをさせてしまった自分の選択を悔やんだし
浅はかな塾の選択や身勝手な勉強のさせ方を心の中で次男に詫びてた。

だけどちゃんと前を向いた次男を見て
あの苦労も無駄じゃなかったんだな、、って思った。

入学後だって、いいことばかりじゃない。
思春期の中学生は色々ある。

苦労なしで中学生の不安定な世界に送り込むよりも
いくつもの壁を乗り越える経験をさせてあげてよかったのだ、、と
そう思うようになった。

子どもを大事にし過ぎて、親が守り続けると
中学生になって子どもの世界が広がったとき、
親が干渉できない世界に行ったとき、
つまずいたわが子は立ち上がる力を持てているだろうか。

苦しくて、悲しくて、、不安で、、 そんな毎日だけど
きっとそんな毎日だからこ培われる何かもあるのかもしれない。

それは今すぐには見えてこないし、
入学後すぐにわからないかもしれない。

長男のように高校生になって初めて成長の中に子どもの時の苦労のカケラを垣間見ることになるかもしれないし、
次男のように入学後の生活を見ていて、行動の端々にそのカケラを感じることもあるかもしれない。

無駄にするのか
糧にするのか

少なくとも子どものためを思って行動した結果であれば、きっと糧になるんじゃないかなと思う。

でも
親の見栄やプライドの為だとダメだ。

子どもは敏感で、親のアクセサリーになることを嫌う。
自分のためなのか、親のためなのか、
思春期に差し掛かった子どもはドライに見極めている気がする。
6年生のときの長男を振り返ってみると
手放しに親に気に入られようとしていた時期は終わっていて
本当の愛情を試していたのではないかなと
思うこともある。無意識かもしれないけれど。

そして愛されているんだという安心を感じたら、
あとは、自分で歩いていくのだろう。

苦しいからこそ、心だけはつかんでおく時なんだろうと思うよ。


あと三か月あまり
がんばれ、受験生家族!!