上田で 上田紬 ストール | 苑ぴょん つれづれなるままに

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趣味や日々感じたことをつらつらと書き綴ります。

今回の旅の目的。

上田紬 ストール 

お邪魔したのは小岩井紬工房さん


Facebookで知り、ストールのワークショップがあるのを知り、ずっと日程とにらめっこでしたが、今回は休み希望を出す前(2ヶ月前でないと予定が組めない)に日程を知り、漸く念願の‼️でした。

10時過ぎからのワークショップ。
説明を受け、工房内を案内していただき、織りの練習。色糸を選び、本番は午後からです。


本日お世話になる織り機です。
織りの練習を終え、これからが本番。


糸選びですが、行く前からシミュレーションしていました。
藤色?ピンク?深緑?
結局、経糸が白なので、好きだけど絶対に似合わない、選ばない紫色にしました。


本格的に織り始めるのは午後から。
その前にお昼ごはん。
あ~お店の名前を控えればよかった。
上田産の食材を使っていらっしゃるお店のお弁当だそうです。

隣に座られた方、小岩井紬工房さんにも複数回いらしているそうですが、ton-caraさんにも行かれていると伺い、お話を聞いたのですが。
蚕を育てるのも、繭から糸を取るのも、もちろん糸紡ぎも染色もやりたいのですが、どこからどう学んだらいいのか、何もわからないのに何回も受けている方と一緒に学べるのか、考えれば考えるだけ臆してしまっていると話したのですが、一年に一度しか行けないであろう私にはちょっと厳しいかなと思ってしまいました。
改めてHPを見てみますが、やりたい気持ちには変わりありません。


で、午後から本格的にストールの織り始め。
平織りの額縁を4センチ織った後にメインの模紗織り。文字通り、紗を模した透け感のある織り方です。
鶴の恩返し的な「スー トン」でなく「スー」の後は筬を打ち込まず手前に寄せる感そして、前の段との寄せ幅が1ミリ。練習の時、何度も確認「もう少し幅を狭く」と言われ「1ミリってこれくらいじゃあない?」と思い、シニアグラス越しに見ると、間違いなく2ミリ。これじゃあ50gのピタリ賞なんて取れないわ。2時間織って休憩時間。
猿飛君ちのふんわり豆乳カステラ。上田のお菓子のようです。
もう、集中していたので、甘いものを欲していました。「おやつは持ち帰っても結構です」と書いてありましたが、甘いものを食べ、しっかりエネルギーを注入いたしました。
でも、その時点で、やっと半分織れたところ。
本当に織り上がるの?と、疑問符だらけでした。
でも、管巻きは先生がやってくださり、私たちはひたすら織るのみ。だから、4時間で織り上がるんですよね。

4:40位に額縁の平織り終了。

房作りは家に持ち帰り(今回の場合ホテルで仕上げようかと)かなとおもったら、何とか房まで作れ完成です。なんとなく、藤色に見えます🌟

こんな織地です。

そして軽量。ぴったり50gだとピタリ賞を頂けます。
写真撮るのを忘れましたが、
48g
最後の模紗織り、ためらった2段を織っていたら?なんて思いましたが、計算したら1g織るのに3センチ。6センチ分打ち込みを強くしなければなりません。織り始めからの心構えなんですよねぇ。

たいへんだったし疲れたけど、やっぱり織りは楽しい。ま、整経とか糸継ぎもからの行程でしたら、目が疲れることこの上ないのが。
その疲れる作業は、さをり織りなどの趣味織りで行うとして。
絹の光沢、うっとりしてしまいます。
今回、耳が揃わなかったり「ああすればよかった」があまりに多いので、また、休み希望が出せる状態の時に(来シーズンでしょうが)また挑戦したいです。

あ、年齢は無視。
って、わたし、えいえんのさんじゅうはっさいなので。