終 活 わかっちゃいるけど始められない そんな時はこれ!
高島平・西台・蓮根の司法書士瀧本事務所です
終活・・・どうしようかな~やらないとな~
エンディングノートっていうのがあるけど、本屋さんに売ってるエンディングノートって書くことたくさんで自分にはちょっとな・・・
という方、多いんじゃいないでしょうか
私の父もエンディングノート買ったそうなんですが、中を見て
「これは無理、書けない」
と早々にギブアップしたそうです
終活やエンディングノートのイメージというと、
余生をどう送って(認知症になったらこうしてほしいな、とか)、延命治療はこうしてもらって、亡くなった後はこんな葬儀や埋葬をほしいな、そしてこんな財産を遺すよ
というまさに人生の終着に向けての準備という感じですよね
でもね、
たとえば私の父を例に出すと、
父は余生はなるようにしかならないと思っているし、延命治療とか自分で決めなくていいし、葬儀や埋葬の希望も特になし、だって死んだ後のことなんだから分からないでしょ?・・・でもなにかしらやっとかないといけないよね?
と漠然と思っているタイプです
そりゃエンディングノート買っても書けないですよね
個人的な意見として、私の父のような人、結構多いんじゃないだろうか、と思っているんです
父のように希望が特にない人や、そんなの面倒だと思ってしまっている人、やろうと思っているけど何から取り掛かればいいか迷っている人も含めれば結構な数になるような気がします
ではこういう人はどんな終活をすべきなのだろうか
相続手続きを扱う当事務所からのご提案としては、
自分はどこにどんな物を遺しているんだよ
というのは最低限知らせておいてほしいと思います
最近は親子で離れて生活する家庭が多く、親の財産状況が全然分からなくて困っている人が多いんです
亡くなった後、例えばどこの銀行に口座を持っているのか?株とかやってたりしたのか?実は実家の不動産を相続していたりしないか?バブルのころに原野商法などで買ってしまった土地はないか?借金はないか?
しっかり把握している方はどのくらいいるものでしょうか
また、もし実家で家計を預かっている側の親が亡くなった場合に、遺った家族はすぐに相続手続きできますか
さらに最近の傾向として、未婚のまま亡くなる方もとても多いです
その場合、多くは兄弟姉妹や甥姪が相続人になります
そういった方は一人暮らしの方が多く、親子ほど親密ではないため、本当に遺産がどうなっているのか分からないんですよね
兄弟姉妹とはいえ独立して生活していれば分からないことも多いはずです
これが甥姪の立場であればなおさらです
でもそんな事情があっても相続手続きは同じように必要とされるのです
終活でよく取り上げられるのは「死ぬまでの自分の過ごし方」「死んだ後の葬儀や埋葬」を元気なうちに段取り組んでおこうよ!という部分だと思います。
しかし私の立場からすると、遺された人が相続手続きの場面で困らないようにしておくのも立派な終活だと思うのです
相続手続きは相続人から相談・依頼が来るものですから、私はどちらかというと相続人側の立場で考えてしまうんですよね
相続手続きには期限が決められている手続きがいくつかあります
典型的なものは相続放棄の申述、準確定申告、相続税の申告などがありますが、どれもそれほど猶予期間があるものではなく、葬儀だ四十九日だとやっているうちにあっという間に期限が迫ってきます
ですので、どんな終活をしたらいいか迷ったら、いざという時に困らないように、最低限財産関係が把握できるようにしておいてほしいと思います
そうしないと相続放棄するのか?税金の申告は必要なのか?といった判断ができませんからね
そこで、最近完成した当事務所監修の「プチエンディングノート」をお試しいただきたいと思います
プチエンディングノート 出来ました!
くわしくはホームページ(☜クリックしてみてください)を見ていただきたいのですが、
市販のエンディングノートは重くてなかなか筆が進まないけど、これくらいなら書けるかも・・・
と思っていただけるようになるべく余計な項目はなしにして、最小限の労力で終活の第一歩にしていただきたいと思っています
また、どこになにがあるのか、というのは相続人側が聞きたくてもなかなか聞けない部分でもありますが、このプチエンディングノートで
「こんなのあるらしいよ?簡単だからいざという時のために書いてみたら?」
と、相続人側からフランクにお渡しいただけるようになってほしいとも思っています
せっかく完成したプチエンディングノートなので、このブログでもちょこちょこご紹介していきたいと思います