本日は鳥類。

●クロオビヒメアオバト Ptilinopus superbus

・分布:インドネシアのスラウェシ島~ニューギニア~オーストラリア東部。

・体長:28cm。

・お姿

https://www.google.co.jp/search?q=Ptilinopus+superbus&hl=ja&rlz=1T4LENP_jaJP582JP582&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjtierkmKLaAhWJwFQKHZpNCZAQ_AUICigB&biw=1301&bih=530

派手なのがオス。

 

ハト科の1種。おもに熱帯雨林に生息するが、農地やマングローブ林にも姿を見せる。樹上性。英名は「superb fruit dove(素晴らしいフルーツのハト)」であり、その名前の通り果実を好んで食べる。見た目はカラフルだが、うまく姿を隠すので熱帯雨林の中ではなかなか見つけられないと言われている。

 

世界には綺麗なハトや面白い姿のハトが多くいるが、本種もその一つ。緑を基調としたカラーリングに頭頂部は紫、首周りはオレンジと独特の配色で、美しさだけでなく、上品さすら漂わせている。和名は正直あまりぱっとしないが、英名はなかなかおもしろい。フルーツが名前に入っているだけでなぜか親近感がもてるのはたきだけだろうか。種類に限らず生物の名前というのは面白いのが多い。皆さんも探してみよう。

本日は哺乳類。

●クロリスザル Saimiri ustus

・分布:ブラジル西部のアマゾン川流域。

・体長:38cm。

・お姿

https://www.google.co.jp/search?q=Saimiri+ustus&hl=ja&rlz=1T4LENP_jaJP582JP582&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjQjMvhmaDaAhWBULwKHa4cAL8Q_AUICigB&biw=1301&bih=530#imgrc=NSSeQETlvvNQcM:&spf=1522830634113

 

オマキザル科の1種。浸水林をはじめとした森林に生息している。樹上性で昼行性。10~50匹の群れを作る。生態はほとんど知られていないが、他のリスザルと同じようなものとされている。絶滅の危機は今のところない。かつてはコモンリスザルの亜種とされていた。

 

サルの中でも特に人気が高いグループのひとつとされるリスザルの仲間。その愛くるしい姿と動作は女性や子供にも人気がある。動物園でもよく飼われているので知っている人も多いはず。とくにコモンリスザル(Saimiri sciureus)はあっちこちの動物園で見られる。そんな中、たきが今回紹介した種は、日本ではほとんど知られていない。否、たぶんリスザルの仲間の中で一番知られていない種と思われる。見た目は他のリスザルとよく似ているし、性質もよく似ているようだ。しかし、たき自身去年まで本種を知らなかったのだ。生物界はブラックホール。もっと知りたいものだ。

2日ぶりの更新^^;

本日は無脊椎動物、エビです。

●ラフスパニッシュロブスター 

Arctides antipodarum

・分布:オーストラリア中東部沿岸域、ニュージーランド北部。

・体長:30cm。

・お姿

https://www.google.co.jp/search?q=Arctides+antipodarum&hl=ja&rlz=1T4LENP_jaJP582JP582&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwj5s8rekp3aAhWCzLwKHR0_ChMQ_AUICygC&biw=1301&bih=530

 

オセアニアで見られるセミエビ科の1種。水深5~146mの岩礁にすむが、水深30mまでの浅い所に多い。夜行性。食用となるが、獲れる数は少なく、ロブスタートラップにかかっていたり、ダイバーが手作業で獲ったりするくらいだ。

 

日本近海でも見られるセミエビの仲間。エビには見えないその独特な姿で、ダイバーの間では人気者であり、また非常に美味とされており、伊勢海老よりうまいと言う人もいるくらいだ。そんな珍種のセミエビは海外にも多く分布している。今回紹介したのはオーストラリアとニュージーランドにすむセミエビだ。ちなみに、日本ではほとんど知られていない。見た目や習性など日本の種と似ているところが多い。なお、セミエビは海外ではその姿からスリッパロブスターと呼ばれるが、本種はスパニッシュロブスターだ。何故スパニッシュなのかまではわからない。勉強しないと・・・・。