今月の治験例から 令和2年5月 | ファミリードラッグたきじゅう 漢方ブログ

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50代 女性 ぎっくり腰に漢方とマッサージのコラボ

 

 

元々筋力が弱く腰を痛めやすい。中腰で立ち上がろうとした瞬間にギクッと来た。歩くのも辛いとご来店。そこで、以前にこの方の婦人科疾患に用いて著効があった四川富貴廣5日分を3日間で飲むように提案。(緊急の場合短期間に増量服用の方が治りが早い。)①は朝鮮人参 と同じウコギ科の薬用植物です。鎮痛効果・止血効果・血液循環効果・駆瘀血(血の汚れ・滞り解消)効果を同時に併せ持ち、ケガや骨折に様々な治験例が有る。私自身の鎖骨骨折に用い医師も驚きの効果でした。

 

帰り際のついでに新テナントのリラクゼーションサロンアンジュさんもご利用頂き翌日にその効果をご報告頂きました。「四川富貴廣も続けて飲みなさいと言われ、一日で殆どよくなりました。」と嬉しいお話です。

 

後でオーナーの月折幸代看護師さんから専門的な解説をして頂きました。今回の原因は●痛み●むくみ●冷えです。、慢性疲労が重なり筋肉が緊張し血行不良となる。①筋肉の中にある”筋腺維”この筋腺維の間にカルシュウムや老廃物が溜まる。②硬くなった筋肉の中の血管を圧迫。③血行不良となり、血管を広げるために

”ブラジキン”が発生③ブラジキンが知覚神経を刺激して痛み・むくみ・冷えを発症します。

 

 当サロンでは、痛む部分を一定の圧力を掛けながら縮めたり伸ばしたりすることにより、カルシュウム老廃物を排出⇒血流に乗って⇒尿として体外へ排泄。..また、このマッサージは、疲労・自律神経の乱れ改善・中性脂肪を燃焼で基礎体温をアップ =免疫力向上もあるということです。

 

 筆者自身も高校時代に痛めた脊椎すべり症を持っていますので、年齢による筋力の衰えや疲労・中腰の作業などに注意し、椎間板ヘルニア等を起こさないように、操体やヨーガやストレッチを組み合わせて毎日実行しています。姿勢に気を付けるだけでもかなり防げますよ。      

 

 

    80代男性 慢性閉塞性肺疾患 COPD)

 

 慢性閉塞性肺疾患(COPD)をご存じでしょうか?

気管支(太い肺気道)の病変を慢性気管支炎と呼び細い気管支の先端にある肺胞の病変を肺気腫と呼びます。慢性気管支炎と肺気腫は別な病気ではなく、両方が同時に存在することが殆どなので、まとめて(COPD)と呼びます。

 

 原因は長期間の喫煙で、20~30年以上の喫煙者の約10~15%がCOPDになる。最も多い症状は体を動かした後の息切れで、労作時呼吸困難といい、ゆっくりと進行しせき・痰・喘息発作を伴うこともある。治療は禁煙を前提とし、気管支拡張剤とステロイド剤です。漢方では辛夷清肺湯麦門冬湯など。

 

 最近当店のお客様の中に80代の方2名が急激な病変でお亡くなりになりました。直接COPD患者としてのご相談では無かったので、残年ながらお役に立つことは出来ずじまいでした。いずれも若い時は元気が良くヘビースモーカー だったとのことです。

 

 漢方の五行説 内臓をの5つにグループ分けして治療を行う方法が有ります。=大腸=鼻は1つのグループで、ここが弱いと、呼吸器全般・脱腸・皮膚病・慢性副鼻腔炎・扁桃腺炎・喘息になり易い。また、病色とし白が表れます。確かに肺結核塵肺患者さんの顔色はハッキリ分かります。COPDで亡くなった親戚の男性も真っ白でした。白は酸欠状態を表す色ですので喫煙者は自身の顔色に注意しましょう。

 

 POCDの患者さんが皮膚病薬を求めて来店されましたが、酸欠状態は高血圧の原因の一つにもなり、当然降圧剤等を長期服用⇒肝腎が汚れ⇒慢性の皮膚疾患の悪循環となります。また新型コロナウイルス肺炎にもなり易いと思われます。恐らくコロナ騒動が終わった後の統計では喫煙者の死亡率は高いと思われます。この際思い切っての禁煙をお薦めします。