今月の治験例から 令和2年2月 | ファミリードラッグたきじゅう 漢方ブログ

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        50代 女性 慢性便秘他

 

主訴は慢性便秘である、5年前から首のヘルニア等で通院している。動悸頻尿身体動揺感難聴鼻詰まり首筋の凝り手のしびれ腰痛等病院処方は、精神安定剤 めまい薬2種類 ③消化機能異常薬 神経痛ビタミン剤 半夏白朮天麻湯めまい めまい止め 2種類胃潰瘍薬の計9点である。

 

 この中で、便秘を起こし易いものや、あまり治療効果が得られない可能性があるものをチェックして、医師と相談の上で一時減薬をお薦めしました。①②③④等です。その上で⑨鉦陽散(ヨーグルト200倍の乳酸菌+ビフィズス菌+漢方生薬)という整腸剤です。それと⑩ササスルー(和漢便秘薬)を併用を9カ月続け、諸症状の50%に改善と感じられた時点で予算の関係も有り、⑨を休止し⑩だけを連用を続けていますました。

 

 ⑨と⑩の組み合わせはとても良いもので、⑨で悪玉菌だらけになっている腸内フローラを改善し、ふかふかの便を造り、それを⑩でお腹を暖めながら腸を動かして排便させます。

 

 悪玉菌退治善玉菌を強化1年後の現在、1日1回最低3錠から12錠となっている⑩の服用量は、ご本人は2錠/日、同時治療の娘さんは1錠/日でも便通があり喜ばれている。それは⑩の生薬の構成が3種類のA緩下剤と、3種類のB健胃薬に2種類のC血流促進薬となっていて、多めに飲むとAの緩下作用が、少なめに飲むとB・Cの健胃血流促進作用が強く現れ、便秘体質改善薬となり、他の便秘薬に見られる腹痛や冷えが有りませんので長く続けられます。

 

 さらに⑨の腸内フローラ改善により化学薬品単独や漢方生薬のみでは得られない、ハイブリッド効果が表れ病院薬を減らしても、返って健康状態が良くなっている真の原因と思われます。          

 

 

 

         50代性 お腹がビックリ病?

 

 普段から漢方をご愛用のお客様より朝方お電話が有り「昨夜9時の就寝時に、市販の冷たい野菜ジュースに、①大高酵素100ccをコップ1杯グイっと飲んで寝たら、11時頃にお腹にガスが溜まりムカムカして、ガスが動くと楽になるいやな感じで目が覚めた。早く便が出れば楽になると思うのだが、ガスで圧迫されるだけで、3時間後にやっと水瀉性の下痢が出た。朝食前に②補中益気湯を飲んだが、このまま何もしなくて大丈夫でしょうか?」とのご相談です。

 

 現在の状態をスッキリ感の有無で問うと、すっきりか、いやな感じかまだはっきりしないと言う。*スッキリ感が有れば、それは有害物質を排除したので問題なし。いやな感じならばまだ有害なもの(ウイルスや紗衣菌や細菌)等が残っっていると判断しますが、風邪等思い当ることものは無いというので、手持ちの整腸剤(出来れば証陽散)を多めに飲むように指示した。果たして.12時ころやっと治まったと報告有り。この症状は元々冷え性なのに、冷たい野菜ジュースで腸を冷やし働きが悪い状態なのに①の老廃物の排泄力が腸に強く作用し、ガスを押し出そうとする為に起こったのではないかと考えられる。

 

 面白いことに内臓の働きが活発になる時間帯は、は午前7時~午後9時、大腸は午前5時~午前7時となっている。即ち胃の働きが悪くなる時に冷たいものを飲み、小腸が①の刺激で頑張って働き、ガスが発生したが、大腸はまだ眠っている時間帯なので水分を吸収できずに下痢となったと思われる。いくら健康に良いものでも、体質と服用時期を間違えるとマイナスとなります。

 

 ①はデトックスに良い発酵植物飲料②お腹を補い気力を益す漢方薬③はヨーグルト200倍の乳酸菌+ビフィズス菌+漢方生薬の整腸剤で腸内フローラ改善サプリメントです。