80代男性頑固な便秘
5年以上頑固な便秘に悩まされている。既往症として、前立腺肥大、糖尿病、1年前に腸閉塞で入院、白内障手術済。病院処方は①睡眠薬②精神安定剤③前立腺肥大薬2種類④抗血小板薬⑤大建中湯(便秘・腸閉塞)⑥制酸剤+便秘⑦合成便秘薬(大腸刺激性)の計8種類である。
便秘以外に手足の冷え・高血圧・難聴・腰痛・全身の汗・食事制限中など、Ha1C・66、血糖値247である。便秘薬が3種類も出されているのになぜ治せないかと言えば、まず処方薬中に便秘を起こし易ものが大半である。便秘が改善すればそれらの症状も改善するので、便秘治療最優先にすることを提案。
① ② ③を最小限服用④⑥⑦を休止。これらの事柄を
専門書で納得され、自主判断で実行し、そのうえで、⑨証陽散と⑩ガロール⑪SE―10を追加服用。⑨は、ヨーグルト200倍濃度野乳酸菌+ビフィズス菌+お腹を暖め消化器系を活性化する漢方生薬を組み合わせた整腸剤。⑩は、胆汁末(熊の胆)+生薬、⑪は、クマ笹エキス顆粒で腸内フローラ改善(善玉菌を増やし悪玉菌を減らす)を図ったら2か月で大幅に改善した。
一旦休み、4カ月目に血糖・血圧・腰痛で再来店されたので四川富貴廣(田七人参製剤)と⑨をお買い上げの際には、⑨⑩⑪は素晴らしい処方だと絶賛された。病院薬はそれぞれは良い薬ですが、多剤投与で問題が起こりがちです。欧米では4種類以上は投与しないといいます。
60代女性 花粉症・骨粗鬆症薬副作用
最初の主訴は、秋口からの花粉症の鼻水である。その他、骨粗鬆症・不安感・イライラ・神経質・足の冷え・血圧高め・頭痛・首筋のこり・ぎっくり腰・汗が出易いなど。既往症として十二指腸潰瘍手術・B型肝炎キャリアー(症状は出ていない)・扁桃腺手術など。病院処方は①抗ヒスタミン剤②抗アレルギー剤③漢方薬④点鼻薬⑤骨粗鬆症注射です。
③小青龍湯は水っぽい風邪や鼻炎に合った薬がなぜ効果が出ていないか?と言えば、冷えの治療がされていません。春の花粉症は肝の異常、秋の花粉症は冷えが関係すると、思われます。血流計でも乏血型と出ました。⑥コンクレバン(アミノ酸製剤)で増血を、⑦双参(人参+五加參=エゾウコギ)冷え・とストレス改善を図った。①②は、症状を止める薬だが肝に良くないもので、特に②は海外評価0.0とある。副作用専門書をお見せして自主判断で休薬して様子を見た。2か月でほぼ改善された。
この時期に歯科医院で治療中に⑤の薬の副作用が表れ出血し激痛があり、耳鼻科でも歯科でも痛み止めしか処方されず、困ったとご相談。*⑤はビスホスホネート系というものです。骨粗鬆症の薬と、されて いますが、あくまでも骨折の予防薬です。予防にはなるが、骨折した場合の本当の効果は疑問視されていますし、ある医師の本によれば10年以上連用すれば骨肉腫の可能性が増えるのではないか?と記載されていました。
⑤の顎の骨が壊死する副作用は有名です。これを⑧四川富貴廣(田七人参製剤)の顆粒を患部に塗り付け、止血・消炎・鎮痛をはかり、⑨ササヘルスの原液も口に含ませ粘膜の保護を図った。痛みには⑩プチシルマ(ゲルマニュウム)を貼付し即効の鎮痛を試みた。一週間後ガン?と思う程どろどろの状態がすっきり再生した。まだ抜歯があるというので、⑪コラーゲン粉末を追加し、歯茎と骨粗鬆症の安全な回復を図っている。
⑪はフィギュアスケーターのH・Y選手ご愛用の情報がある確かなもの、私もスキーで痛めた膝に用いて効果が有りました。また⑧は駆瘀血(血液さらさら)で、詰まった場合は溶かし、出血は止め、痛み,けが、血圧、糖尿、肝炎などにも、良い高麗人参(ウコギ科)の兄弟分です。漢方は患者全体のバランスを考えたアドバイスを心掛けます。