平成26年9月の治験例から | ファミリードラッグたきじゅう 漢方ブログ

ファミリードラッグたきじゅう 漢方ブログ

ファミリードラッグたきじゅう 漢方ブログです。

70代女性 帯状疱疹後神経痛鼻の中の痒み



病院薬で4.5カ月治療中だがヘルペス(帯状疱疹)が治りきらないとご相談。この病気は体内に潜伏している水ぼうそうウイルスが、冷えや疲れなどで免疫力が低下すると、知覚神経節に沿って痛みしびれなどを伴う発疹が現れ、その後水疱と膿疱ができ、約23週間でかさぶたとなって治癒します。高齢者や糖尿病患者では、帯状疱疹後神経痛が残り易くなります。

元々アレルギ-体質で、以前顔の難治性痒みを完治させた実績があったので再度ご来店なさいました。その時用いた①ルミンA(細胞賦活剤=細胞のゴミ掃除)に、②柴胡桂枝湯を併用しました。2.3日で楽になり15日で完治したと大変よろこばれました。

病院では③抗ウイルス剤でウイルスの繁殖を阻害し、④消炎鎮痛剤・⑤ステロイド剤・⑥ビタミンB12で痛みに対処し、感染予防に⑦抗生剤を外用しますが、⑥以外は細胞毒性があり自然治癒力を低下させます。

この方の体質は肺・大腸・鼻・皮膚が弱い等漢方5行説でいう金のグループにあたり、肺炎で入院歴がります。①で神経に残っている詰まりを取り除き②で内臓に残っている熱(炎症)と表虚を補い(皮膚の排泄力強化)を図りました。つまり①②が協力し合って細胞の自然治癒力を向上させたので治るのです。

ウイルス細菌(生物)と違い自己増殖ができません。人間の細胞に潜り込んで繁殖します。だから、直接ウイルスを攻撃できないのです。免疫力が低下している場合に神経痛が残ってしまいます。漢方薬はそのような場合でも土台から治すような方法です。難治性のヘルペスご相談ください。お薬手帳もご持参ください。



70代女性 ピロリ菌除去後の湿疹


胃・十二指腸潰瘍の原因の一つであるピロリ菌を除去したら、その薬の副作用で全身の湿疹が後遺症としてなかなか消えないとご相談。

 胃内には胃酸という強力な酸(ほとんど塩酸)があり、細菌や食物を溶かして腸へ送ります。ヘリコバクターピロリ菌はアンモニアを生成し酸を中和したり、ヘリコバクターの名が示すようにらせん状(ヘリコプター)に泳いで自ら住みよい環境に移動したりして、胃粘膜や粘液の中に生存可能とされます。

ストレスなどで胃粘膜の分泌が抑制され胃の保護作用が抑制されると、胃酸が胃に穴を開けると胃潰瘍で、胃粘膜の表面に炎症があるだけが胃炎です。ガスター等の制酸剤の乱用で胃内のPHが抑えられると、この菌が繁殖しやすい環境になると指摘する医師もおります。

この菌の除去に用いる抗生剤は細菌の細胞壁という固い殻を壊す薬で、人間には細胞膜はあるが細胞壁は無いので安全とされていますが、この方のように発疹・痒みなどのアレルギーや、ショック・肝機能・腎機能障害・動悸・筋痛・消化器症状・倦怠感・頭痛など様々な症例が報告されています。

 そこで口から肛門までの全ての粘膜の保護修復作用がある医薬品ササヘルス(クマ笹エキス)をお薦めしました。ササヘルス口臭体臭の除去・口内炎・疲労回復・食欲不振のお薬として登録されていますが、長く続けられることにより、高血圧・コレステロール・癌・糖尿病・貧血・アトピー等の体質改善に役立つ安全な自然薬です。

この方も笹のデトックス(排毒)効果により、症状はすぐに消えましたが、生活習慣病予防薬として、ご愛用続けておられます。またピロリ菌は胃がんの原因ともいわれ、その安全な除去対策としてエーゲ海ハーブ「マステッック」の樹液が好評です。