わかっていたんですよ、

ええ、

ええ、

わかっていたんです。

 

日本茶の茶葉って値段相応だって。

 

それがつい、

そうは言っても

もしやこれは単なる思い込みで

淹れ方次第で

お茶の旨味というものを

引き出せるのではないか、と

思ってしまったんですよ。

 

 

あれだけ

かつて職場で安いお茶を相手に奮闘して

一向に結果を出せなかった過去があるのに

そうだったらいいなあ、という

自分の希望で

買ってしまったんですよ。

いつものよりはるかに安いお茶を。

 

しかし結果は惨憺たるもの。

 

どう淹れても旨味もへったくれもない

不味いとまではいかないけれど

美味しくはない、

お茶とは名ばかりの色の付いた熱い液体、、、。

 

 

わたしが飲みたいのは

おいしいお茶なのに。

 

いつもの茶葉が

値上がりしたわけでもないのに

どういった気の迷いで

こういう事をしてしまったのか。

 

逆にあの値段で

毎回おいしいお茶が飲めるなら

安いといえるくらいなのに。

 

 

外食の失敗なら単発ですが

日本茶の失敗って

長引きますね。

 

飲まないと減らないけど

飲みたいかといえば

飲みたくない

でも

飲まないと減らない。

 

 

辛い。

 

 

日本茶の茶葉は値段相応。

むやみに質を落とすなかれ。

 

家訓として伝えねば。