眠っていると
肘の内側にむにょっとした感触。
パッと払って
むにゃむにゃ、とそのまま寝て
その後起床。
布団を上げようとタオルケットを
バサッとすると
小さいヤモリがこんにちは。
さっきのむにょっは
君だったのか。
それはいいけど、
それを同時に見た猫のしまちゃん、
いきなり目が爛々で
飛びかかろうとするのを
こっちも慌てて制止。
ヤモリ、
自分が今どんな危険に見舞われているのか
よくわかってないのか
動きがのんびり。
荒ぶるしまを片手で制しながら
お逃げなさいよとヤモリを急かす。
箪笥と壁の間にようやっと逃げ込んでくれて
流血事件は阻止出来たものの
その後ずっと長いこと
しまがその隙間の前に座って
じーーーっと見ているのが
それはそれでかわいそうな気に。
おじいさん猫が久しぶりに
野生の血がたぎったのに
不完全燃焼。
それにしても布団の中に入って来ていたなんて
わたしが潰さなくてよかったよ。
布団から
ヤモリの熨したのが出て来たら
ショックだもん。