最近岩盤浴にハマっており

近隣のいろんなところに

行ってみております。

 

どこも一長一短。

 

ここ!

というところがまだ見つかりません。

 

そしてこの日も

初めてのスーパー銭湯に

岩盤浴目当てでやってまいりました。

 

まず着替え、と

脱衣所のロッカーに荷物を入れると

タオルで前を隠している

痩せた小柄なおばあさんが

わたしの方に来たそうな感じでうろうろ。

 

わたしがいるから

自分のロッカー開けられないのかと

少し移動したら

それでも

またこちらへ。

 

どうしたのかと思ったら

 

「お風呂から出たら

自分のロッカーの場所が

わからなくなっちゃって、、、、。」

 

手首にロッカーの鍵を付けているのに

わからないとはこれ如何に。

 

目の弱りでありましょうや?

 

読んで差し上げて

一緒に探しましょうか、と

声をかけたら

 

「ありがとうございます。

大丈夫です」、

 

おっしゃったものの

見ていると

またあてどなく彷徨う感じ。

 

急いで

自分のロッカーの鍵を閉めて

(この時

「もしロッカーを閉めないで

おばあさんのところへ行った場合

どこかにいた仲間が

サッと貴重品を盗むとかそういうこと

この御時世だから

ないとは言えない」という思いあり。

 

こんな事考えなきゃいけないなんて

世知辛い世の中でありますよ。)

 

 

「おばあさん、

おばあさんの番号は

こっちみたいですよ。

 

ありました。

 

ここですよ」

 

と見つけて

案内して差し上げると

 

「ありがとうございます」と

言いながら

目の前でロッカーの鍵を

鍵穴でなく

お金の投入口に

ぐいぐいこじ入れ始めるので

 

「よかったら

ちょっと貸してください」

 

鍵を借り

ロッカーを開け

すかさず出てきた百円玉を

これをすぐにしまってくださいね、と

お渡しする。

 

「どうもご親切に。

よかったわ、見つかって」

 

って、

おばあさんどのくらい脱衣所で

彷徨っていたのかしら?

 

 

湯冷めはしてないのかしら。

 

 

着替えはちゃんと出来るのかしらと

遠目で

様子を窺わせていただくと

ちゃんとタオルで身体拭いて

(もうすっかり乾いてそうだけど)

それから

ロッカーに手をつきながら

パンツも履いて、と

迷い無くそこそこスムーズな動きなので

ここからは大丈夫みたい。

 

 

おばあさんのパンツ、

青地に苺柄の

とってもかわいいパンツなのを

見ちゃったのですが

こういうの履くって事は

身近に若い人がいて

普段の生活は

それなりに面倒はみてもらっているのだろうか。