夫とテレビを見ていると

夫がBGMに反応し

 

「なんだろう、この曲聴くと

胸がキュンと、、、」

 

と言い出しました。

 

流れていたのは

サザンの『希望の轍』。

 

 

夫はたまに何か曲が流れると

「これはサウジにいた頃に

聞いていた音楽だ」とか

これは中国、

これはアメリカ、等言い出す事が。

 

赴任先とその頃聴いていた音楽が

密接に繋がっているご様子なので

今回もそれか?

 

でも夫がサザンを聴くというのも

イメージではないけど

同行者の趣味で、とかあるかも。

 

そのように

またどこかの国に繋がる曲なのか

訊ねると

 

「いや、、

そういう感じではない。

なんだろう。

 

懐かしいような、、なんかキュンっと」

 

 

この曲は長男が高校生の頃

学校生活の思い出ビデオのBGMに

よく使われていてわたしも耳慣れているから

それで?と

訊ねてみると

そういう

誰かの思い出絡みではないような気がする、と。

 

 

なんでだろうと

理由がわからず

考え込む夫。

 

 

そこでわたし、

ふと閃く事が!

 

 

「これってそういえば

○○駅の発車メロディーじゃない。

仕事行ってた頃の乗り換え駅の。」

 

 

「いや、○○駅これじゃないでしょ。

違うと思うなあ。

仕事絡みだったら

こんな感じの気持ちではないと思う」

 

言い切る夫ではあるけれど

調べたらやっぱりそう、

○○駅のホームで流れる発車メロディー。

 

 

夫は長いこと在宅ワーク、

私用で出かける時は車、で

ほとんどその駅を使わなくなったから

通勤の記憶が思い出になる過程で

辛さが薄れ

懐かしい感情に変化したってこと?

 

 

夫にそう言ったら

 

「えええええ?!

 

これ会社の行き帰りのメロディー?!

ホントに?!

 

通勤の辛い思い出しかないのに

おっかしいなあ、、、、、。

 

懐かしさでキュンってなったんじゃなく

身体が辛さを思い出して

心臓が締め付けられたんだろうか、、、」

 

と、ブツブツ。