猛烈に暑い午前中、

銀行に行かねば

行かねばならぬ。

 

 

この命の危険もあるような

炎天下、

ねばならぬ用事のために

自転車漕いでおりましたら

遠くに黄色い人影。

 

近づくに従い

パナマ帽被ってる

おじいさん、であるとか

詳細が明らかになるわけですが、

いいですね、

黄色、

遠くからでもパッと目立つから

危険を回避できますもんね。

 

で、

すれ違うような距離になると

もっといろいろハッキリするわけですが

おじいさん、

歩き煙草。

 

このやたらに暑い、

黙ってたって口が渇くような時に

煙草って吸うってもっと渇きませんか?

ある意味強い!

 

 

上下黄色の洋服の詳細は

まるでキル・ビルのようなデザイン。

あれをもう少し

ゆったりストリート系に寄せた感じ?

 

無駄なお肉のない

枯れた体型にお似合いで

とにもかくにもカッコイイです。

 

 

年齢はかなりであろうと

お見受けするのに

足取りは危なくなくて

たゆたうようないい具合の

力の抜け加減。

 

煙草ふかしながら

ちょっと上見て歩いてるその姿は

なにか考えてる風。

 

 

今この時を味わっておられる感じ。

 

 

わたしもあのくらいの年齢になって

自転車乗らなくなったら

ああいう格好でぶらぶら歩こうかな。

 

でもって

見かけた人に

こっそり

キル・ビルばあさんとか

あだ名つけられたりするのも

悪くないような気がする。