ある日、

娘コッティーから

唐突に

ラインで質問。

 

「会話が続かないようなところで

いると助かる人のこと

なんて言うんだっけ?

 

お母さんみたいな人のこと。

 

お母さん

犬に喩えてたよ。

 

座敷犬?」

 

 

いやいやいや、

それ、

座敷犬ではないよ。

 

 

犬??

 

犬???

 

そんな言い方あったっけ???

 

 

思い浮かばないんだけど。

 

他に何かヒントを。

 

 

「なんかよく言ってた!

お母さんが。

 

よくじいちゃんばあちゃんのおうちに

行った時とか!

 

間を持たせる人って感じで!」

 

「自分を形容してたよ」

 

 

思い出せない。

 

それ、

犬は関係なくて

『座持ちがいい』とかじゃなくて?

 

 

 

「座持ちがいい!!!!

 

座持ちがいいだ!!!

 

それがなぜ

 

座敷犬に…」

 

 

 

コッティー、

『座』しか合ってない。

 

ちゃんと覚えておくれよ。

 

 

そんなラインのやりとりから半月、

 

先日の

親戚の会食の前に

「今日はお母さん

静かにしてるからね。

 

もの申さないでいる分

黙ってるから

あとはよろしくね」なんて

コッティー達に宣言して

臨んだのに

いざとなると

やっぱり

社交活動で

役割を果たしてしまう自分。

 

夫の不義理な弟には

むすっとしてやるんだから!みたいに

思っていたのに

顔を合わせると

そんなのどっか行ってしまうのは

まったくもってしょうがない性分。

 

 

そして結局

帰り道では

コッティーに言われてしまうわけですよ。

 

「やっぱり

お母さんがいると

会話が弾むね。

 

え~と、

なんだっけ

 

座、

 

座敷犬じゃなくて」

 

 

 

座持ち!!!

 

座持ちですって。

 

あなたのお母さんは

座敷犬ではありませんってば。

 

 

娘、

どうしても

頭の回路が

座といえば

座敷犬に繋がっちゃうのね。