こんな夢を見た

 

と、以下

漱石の「夢十夜」テイストで

書き続けられたら

よろしかろうと思いますが

出来る気しないので

とっとと撤退。

 

 

女の人を待って

待って待って

百合の花が咲いて

ふと

100年目だと気付く

あの話がとても好き。

 

 

静謐で鮮烈で

ひたすらに

美しいイメージの世界。

 

 

そんな夢ならいいのに

知らない街を歩いていたら

お屋敷から何十頭もの

猟犬が放たれ、

なんとかやり過ごしたら

次の角で

何十頭もの土佐犬が

待ち構えている

犬尽くしの夢を見ました。

 

犬尽くしはいいけど

常にピンチですがな。

 

 

これは何の暗示じゃろ。

 

 

そして昨夜は丘の上で

町を一望している夢。

 

地平線から黙々と黒雲が湧いて

どんどんこっちへやって来る。

 

のみならず

その雲から一塊がちぎれ

重油のような質感の

大きな大きな黒い雫となり滴って

それが地面に落ちて広がるや

たちまちに町が

劫火に包まれてしまうという。

 

滴り落ち

町を焼きながら進んでくる雲を

静かな気持ちで

ただ見ている。

 

どんどん進んでくる速さにのみ

驚きがあるだけで

しょうがないことだと

受け止めて

死への恐怖も

生への執着もなく

ただただ

その雲を見ている夢。

 

 

これも何の暗示じゃろ。