山梨にドライブの帰途、
信玄餅ソフトを。
夫から
また食べてる!と言われましたが
なんでしょうか、
つい、
「山梨に来たんだから、、
となると信玄餅!」と
刷り込まれておりまして。
じゃあ信玄餅買えばいいじゃない。
いやいやいや、
『信玄餅・おいしい』と
『ソフトクリーム・おいしい』が
一緒になってるこっちでしょ!と
なっちゃうんですよねえ、、、。
しかし、
この度の売り場の作り手は
高校生バイトと思しき若者。
ちょっと嫌な予感はしたのですが
それが当たって
出てきた瞬間からこのフォルム。
よれよれのしどけない様子。
台詞を充てるとしたら
「あ~~れ~~~」って感じ?
本来は
こうなんですけど(笑)
若者がいつか技能を向上させて
くれることを願います。
このよれよれ信玄餅ソフトは
翌日の
不吉な予兆だったのでしょうか、、、。
わたくし、
大変な目に遭いましたわ。
そう、翌日日曜日は
わたくし担当の利用者さんの
お誕生日会。
お昼ご飯は
行事食を発注し
お祝い膳をわたくしが作ります。
しかし、、、
本当は大好きなお寿司に
して差し上げたかった!
そこは
予算もないし人も出せない
じゃあ何を出してくれるんじゃ~~と
言いたくなる諸事情により叶わず!
数年前の
潤沢な予算を
かけられた時代が懐かしいわ。
職員の御主人の寿司職人さんに
お寿司を握りに来てもらった事すら
あるというのに。
せめて行事食、
おいしく作りますわ。
メインは炊き込み寿司、
お酢やら調味料と
しめじ、人参を入れて炊いて
海老と錦糸卵を飾る、と。
そんな作り方した事ないが、
手順書の通り入れて
スイッチオン。
その後炊きあがってお釜を開け、
その出来上がりに愕然。
なんじゃこりゃ!!!!
お米に芯が!!!!!!!!!
こんなもん出せませんよ!!!
しかし時間は
あと一時間切ってますけど!
まだ作業として副菜三種の盛り付けも
ミキサーも残っておりますが
とにかくメイン、
どどどどどどどうしたもんか???
とりあえず
お米だけ炊く!
炊きなおし!!!
冷蔵庫や食品庫に
いいものないか探す!
きゅうりと人参とツナ缶発見!
もう炊き込み寿司から
サラダ寿司に変更!!!!
刻んで刻んで
湯通し!
(施設なので生で出せませんの)
薄焼き卵なんて作ってられん!!
もう薄甘い炒り卵に変更!
ツナときゅうり、人参を
炊きあがったご飯に混ぜて
秘密の味付け!
炒り玉子と海老とかいわれ菜を飾れば
あーーーら、
見た目は美しい混ぜ寿司が!
味見してくれたスタッフは
え~、今度作ってみよう、
なんて言ってくれましたが、、
本当の味付けはこうじゃないのよ!
それにきゅうりは塩もみで
人参はいらないの。
玉子の代わりに
大葉を刻んで入れたいのよ、
でもって
海苔で手巻きにすると
おいしいのよ!!
本来の着地とは遠いところが
慙愧に堪えません。
うううう。
ふだんの料理作りならまだしも
お誕生日にこれを出す不本意さ。
不吉な予感はしたのよ、
寿司なのに炊き込みとは
これ如何に、と。
しかしなぜ手順通りに作って
ご飯に芯、、、。
皆さん、
なんでも美味しくする
ツナ缶マジックもあり
おいしいおいしいと食べてくれましたが、
本当はこうじゃないのよ!
あらゆる意味で。
「なんか燃え尽きた、、、」と
しょぼつくわたくしに、
「大丈夫だよ~、
みんな完食じゃない。
午後の
誕生日会の部分は任せてよ!」と
励ましてくれるのは
都はるみ、こと
都はろみになってくれるスタッフです。
はろみ、頼もしいわ!!!
ありがとう!
さてさて、
気持ち立て直して、
午後からの
誕生日会でわたくしは
司会を務めさせていただきますよ。
昭和の歌謡ショーさながらの
前振りをしてからの、
和服でバッチリ決めて
自作のほくろも付けた
都はろみ登場で
もういつもの盛り上がり。
「好きになった人」体操からの
カラオケ大会です。
もう一人のスタッフが
カメラマンとなって
皆さんそれぞれ
熱唱の姿や
大笑いの自然なショットを撮影。
スタッフ三人息が合って
場を盛り上げた甲斐あって
ふだん退屈するとすぐ
トイレに向かいたくなる方も
席で落ち着いて
皆さんと歌われております。
最後にハッピーバースデーを
みんなで歌って、
代表の方に
お誕生日カードを渡していただきました。
いくつになったんですか?と
お誕生日の利用者さんに
尋ねてみると
「えーと、
80かな?
いや、85?」とおっしゃるので
カードを開いていただくと
そこには
『○○さま
昭和5年11月〇日生まれ
90歳のお誕生日
おめでとうございます!」。
それを見て
「え?!
90歳?!
え?!
ホント?!
えーーーー!!!」と
心底仰天されており
その驚きぶりにみんなも笑って
お開きに。

