色々頭の中でリンクした本を並べてみました
(どれもとってもおもしろかったです!)

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何者  朝井リョウ
第148回(平成24年度上半期) 直木賞受賞作


就職活動など、それぞれの岐路を迎え、
「何者」かになろうともがく大学生たちが主人公。

大学で劇団に所属している拓人とギンジ。
劇団を辞め、就活することを選んだ拓人。
演劇を続けるギンジ。上手く行かなくても、かっこ悪くても。

作中では、誰かを観察して、分析して、まるで「何者」かになれた気になる登場人物が描かれています。
自分は土俵に上がらずに見ているだけなのだから、それは簡単なことで、
本当は、人は、いきなり誰か、「何者」かに生まれ変わったりできない。



かっこ悪くても、今の自分のまま生きていくしかない。という力強いメッセージがぐっと刺さりました。




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カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生  渋谷直角

「空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋」他


本当は詩人になりたい主人公は
崇拝するバンプオブチキンの歌詞ばっかりブログにアップしている。
人に批判されるのがコワくて、自分の詩はブログに書けない。
そんな男の子の恋。


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一億総ツッコミ時代  槙田 雄司

上の二つの本が、昨年読んだ、この芸人マキタスポーツさんの本の内容と
カチッカチッとリンクしてきました。






「人にツッコミ入れてるヒマがあったら
自分が何者か、恥もプライドも捨てて示す行動を」

「同じ人生踊らニャ損損♪」






そうは言われても、これって簡単なようで
やっぱり難しく感じちゃいますよね。


世の中のせいにしたりはしたくないけど、
今が『一億総ツッコミ時代』なのだとしたら、
無心に踊るなんて、なかなか難しい時代ってことになります。
やっぱり恥ずかしいし、コワイ、と。



そんな今だから、それを平然として見せちゃう人は
ますます神々しく見えます。

総選挙を勇ましく闘うアイドルや
アスリート…

その他いっぱい!




そういう人達が大好きです!





★俳優の柄本明さんがこの前テレビのインタビューで言っていた
「俳優は恥ずかしい仕事だ」と。


★generationY


★小学生のときから大好きだったBackstreetboysの
この歌詞を思い出しました。

《Shape of my heart》

Looking back on the things I've done
I was trying to be someone
I played my part and kept you in the dark
now let me show you the shape of my heart



小学生のときはただただ綺麗なコーラスにうっとりしていたけれども、
今改めて、、just be yourselfっていう
かなり直球なメッセージだったんだなぁ[みんな:01]



★一見、何の役に立つかわからないようなことを
堂々と楽しくひたむきにやろう

私が敬愛する、
“踊れる人”たちの
いちばんの共通点のように感じます♪