これまた、コメントからネタを拝借。


 僕もずっとわからなかった正肉の話。東京では焼き鳥屋さんでネギマなんかに刺さっている、あの胸肉みたいな奴を正肉(しょうにく)といいます。最初は読み方もどう読んだろいいのだろうと考えましたよ。しかし、よくよく考えてみると、正肉という部位は鶏にはありません。んじゃ、どこのどんな肉なんじゃいということになるわけです。

 僕は胸肉のことだとイメージ的には思っていました。だって、焼き鳥屋で食べるとさ、脂身が少ない感じでしょ。でも、ささみとは違う。この間ニュースで見ましたけど、最近では焼肉屋でヘルシーロースとか言ってこの胸肉を提供していたみたいなんですが、表示上誤解を招くということでどこぞの役所から指導が入ったなんて事が書いてありました。まー、確かに鶏肉はヘルシーだわな。でも、胸肉なんて本当に安いからねー。ちょっとでもイメージ良くしようと思ってのネーミングだったんだろうな。とにかく、そういう脂分がない肉。それが正肉だと漠然と理解していました。

 前に伊藤先生が正肉を「せいにく」と言って、僕が「違うよー。それはしょうにくといって、鶏肉のことだよ」と教えたら、「違う!違う!それはまさにくで豚バラのことだ!」と引き下がらない。僕も焼き鳥屋でしょうにくと聞かされていたので、伊藤先生が絶対間違えているものだと思っていたのです。それが、北海道の知り合いが出てきたことで解決。

 北海道では伊藤先生の言う通り、「正肉まさにく」と言ってばら肉のことを指し、おそらくは内地で「正肉しょうにく」と鶏肉のことを指すのだろうということがわかりました。同じ字で読み方と素材が違うとは面白い。

 と、そんなことがあったのだけど、話のネタにするくらいで正直調べてはいなかったのです。やっぱり、ネタにするにはある程度しっかりとしたソースがなくてはね。ということで、調べてみました。

 簡単に言うと、「骨を外した肉の総称」みたいです。鶏肉はいわゆる身の部分は大まかに二つしかありません。胸肉ともも肉。これ以外の肉もあるにはあるのですが、ほんの少ししか採れないので肉としては卸から焼き鳥屋やラーメン屋(ガラとして)などに行ってしまうというのが現実的なところでしょう。骨付きだと、手羽先もありますが、これは骨が付いているため正肉には該当しません。結局、正肉というとももか胸の骨を取り除いた肉のことになるようです。分ければ、特製もも正肉、特製胸正肉という表示もあるようです。

 


食鶏小売規格

http://www.j-chicken.jp/museum/kikaku/kouri.pdf

詳しくはこいつを見てくださいw


 ちなみに「まさにく」を検索してみましたが、これに該当する記述はみつかりませんでしたねー。伊藤先生ともう一人の北海道の人というのは北海道でもかなり近いようなので、ひょっとして方言としてそういう言い方をするのかもしれませんな。

 焼き鳥屋での正肉。あれは胸肉なんだろうか、もも肉なんだろうか。肉としてはももの方がジューシーで値段も高いんだよね。胸はちょっとパサパサで値段もももと比べるとかなりお安い。でも、どっちだとしても正肉ということには変わりないということです。


食べ物好きといいつつ、意外に知らなくって盲点でした。