なんでしょ。このタイトル
移住記事の合間に
なぜかお笑いネタ書いてみたくなりました
わたくし、
実は幼少の頃から絵を描くのが大好きです
そして、
私立中学入学後の部活「漫研」に入るのが夢でした
漫画研究会 略して「漫研」お分かりですね
えっ?なぜ「夢でした」の過去形かって?
その夢は中学・高校時代は実現しませんでした
私の母は、私が「美術部」に入り
油絵を描くことを切望(私には絶望)したんです
6年間部活は美術部
でも、まあ絵を描くのは好きだったので
ただ、あの重いイーゼルとか、
かさばるキャンパスとか
道具一式運ぶ身になって欲しい
通学片道1時間半 重い通学鞄と油絵用具一式
もう道具は卒業までの6年間、
部室に置きっぱなしよ~
さて高校を卒業し
私も晴れて女子大生となりました
当時「花の1年 焦りの2年 諦めの3年 悟りの4年」
なんて言葉がありましたね
今度こそ、私は漫画研究会に入るぞ!!
と意気込んでおりました
そして満を持して部室の門を叩いたのであります
「たのもう~」違います「失礼します」
そこには麗しきお嬢様たちが
10名ほど群れておりました
「あの~入部希望なんですが」
「いいわよ、どうぞ座ってお話に加わって」
私も座ってお話に耳を傾けます
ところがまったく話が理解できません
何?この会話?漫画の話ではない?
でも皆さん、
話題にちゃんとついていってる チーン
実はこの女子大
幼稚園から大学まである超お嬢様大学だったのです
内部進学者が多く、私のような外部進学は外様
もう部活の輪が既にできていたのであります
そしてお嬢様たちが話している今の話題
それは何と「歌舞伎」だったのです
お嬢様たちはご幼少の折りから
日本の伝統芸能に造形が深いのですね
私の家は「ドリフターズ」見ていたのではないでしょうか
ああ~なんと言う違い
違うにも程があります
そして当時の部長は
お嬢様の中でもトップオブトップ
この方、松濤住みでフランス語が得意でありました
おまけに超美人
(神様何もかもこの方に与えすぎです)
話題についていけない私を可哀想に思ったのでしょう
数日後、お嬢様、私に2枚のチケットを手渡します
「ほなみんさん、良い席をご用意できました」
「はいありがとうございます」
それは歌舞伎のチケット🎟️それも2枚
(いや、頼んだ覚えないんだけれど)
「演目は観やすいのにしておきましたから」
「はいありがとうございました」
(えっ、頼んだ覚えないんだけれど)
しかし、そのチケットのお値段に
もっとビックリするのでありました
1枚○万円?かける2枚
無理、無理、無理~
いやはや、これは即、母に泣きつきました
ハイソになりたかった母です
気持ちよく全額支払ってくれたことに感謝です
ラッキー
歌舞伎座での演目が何だったのか記憶にございません
玉三郎さんの舞台であったこと
幕の内弁当を頂いたこと
その事だけが記憶の片隅に刻まれたのでした
来年は歌舞伎観賞に再チャレンジしてみますかね
そんなことを思いながら
古き善き時代に乾杯