#10 チャコの海岸物語 | chitobienのブログ(今は真夏の大感謝祭モード)

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胸熱なツアーもとうとう終わっちゃいましたね。
思えば、今年がサザンの夏になるとは夢にも思わなかったです。

5年前を振り返って自己満足の悦に再度浸りたいと思います。


2013年7月20日 22:38
ちょっと、茅ヶ崎ライブから離れてこの曲に関する私なりの思いを・・・


意図的など真ん中の歌謡曲ですね。この曲を聴くとなにか奥歯にモノがはさまったような、モヤモヤした感じがどうしても残ってしまうのは私だけなんでしょうか?

このモヤモヤをこの際なので私なりに分析してみました。

桑田さんの音楽遍歴のなかで、歌謡曲というものは欠かせない存在であり、血肉の一部となっていることは周知のことと思います。サザンの楽曲にも歌謡曲の要素が巧妙に散りばめられており、それがファンの心をつかみ続けてきた要因のひとつであることは、間違いないかと思います。

そういう意味では、桑田さんは「歌謡曲」そのものに対しては相当のリスペクトを感じているはず。

そこで、この「チャコの海岸物語」。
この曲に限って言えば、「歌謡曲」というものに対して斜に構えたスタンスで構えている。
この曲を三波春夫のモノマネをして出ていることなどを見ると象徴されておりますが、そこの「ずれ」と言いますか、私のなかで、どうしてもモヤモヤしちゃうんですね。

洋楽を追いかけつつも「歌謡曲」が自身の肉体・精神のなかにこびりついて離れず、それを武器にせずにはいられない自分自身に対する「照れ」なのか?それとも、私の想像のつかないところで、桑田さんのなかで感じている「歌謡曲の本質」が理解できているからこそのリスペクトの仕方なのか?

なんか、わかりそうで・・・やっぱりわからない。

このモヤモヤはしばらく続きそうですが、こんなモヤモヤを楽しんじゃうのもアリかもしれないですね。