高校に進学後、中学に引き続き勉強はそっちのけで卓球部と、授業中の居眠りが大得意。
もともと身長は低かったのですが、2年生の頃には背の順に並ぶ時に最も避けたかった先頭になり、
「前ならえ」の時、両手はいつも腰。
恥ずかしいという気持ちが先立ち、背中は丸くいつも猫背。
ますます劣等感が高まりました。
憧れの先生の影響もあり、心理学に興味を覚え、当時の私には難しいユングの著書を読むがよくわからず…。
短距離走は早く走れず苦手で嫌いになり、逆に長距離走はスポーツテストでは常に上位だった為、数少ない自信となりました。
2年で卓球部の部長を再び拝命し、3年生の夏、引退までひたすら専念。
子供の頃の痩せていた身体がウソのように、がっちり丈夫な身体が財産として今でも残っています。
また、いつの頃からか、大会では常に優勝・準優勝など上位成績を残していた某男子校選手にほのかな恋心を抱くも、遠くて見ているだけで精いっぱい。
卒業するまで憧れ続けて終わりました。(とても奥手な女子高生でした)
この頃からジャズに興味を持ち始め、友人に誘われて初めてアルトサックス奏者のナベサダ(渡邉貞夫氏)ライブに行き、そのプロフェッショナルな演奏を目の当たりにし感動と大人の世界を覚えました。
進路を決める段階になり、興味を持っていた美術系の大学を目指す為、デッサンを習い始めるも、それまでの勉強時間の少なさがたたり、希望の大学は不合格。これまた、自責の念と劣等感にさいなまれる事となったのです。
最終的には名古屋にある美術短大の染織科に入学し、ウールの原毛から糸を紡ぎ、その毛糸を染めて織ったり、布を染めるなどのデザインの勉強を。
そして、そこでのサークルはワンダーフォーゲル部(軽登山部)に入り、鈴鹿山脈、北アルプスの縦走など自然の偉大さと美しさを心に刻みました。
在籍中は月に1度は日帰り、泊まりで山登りに。
1泊~6泊のテント生活では、風雨の強い日の不安感やごつごつの地面に寝る心地悪さを経験し、いかに雨露しのげる安全な部屋(下宿)で、柔らかいお布団に寝られる事が幸せかを実感。
初めての1人暮らし、パチンコ、たばこ、コンパ(今の合コンのような飲み会)失恋も経験しましたが友人に恵まれ、ホームシックとは無縁で無事卒業することができました。
そして心理セラピーを知る時が少しづつ近づいてきました…
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