『O・ヘンリー ニューヨーク小説集』【小説】 | 時代劇 実験室

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O・ヘンリーは1862年うまれ。

にっぽんで言ったら文久2年。

新選組が結成される、ちょっと前くらいの生まれなんですね。やがて銀行員になり、横領の罪で服役していたとか、はじめて知りました。


作品のなかで、「魔女のさしいれ」と「芝居より劇的」の2篇がとても印象的だった。前者は、胸をしめつけられるような切ないお話で、


後者は、構成がとても巧み!20年越しのこんな関係があったら、本当に芝居より劇的!


山本周五郎チックかと思えば、山田風太郎のような後味もあり……きっとこのへんの日本作家も読み込んで時には技法を真似たのかな。などと思った。