前回の続き。
タンクを浮かせてガスの流れやポンプの動きを確認してみたところ、ポンプも動いてるしガスも流れてた。もはや全くもって原因がナゾ過ぎる。
色々と調べてはみたが、コレという確信が持てない為、ここはプロに聞こう！と思いTRYさんにメール。
すると、やはりポンプ異常が一番疑わしいかと。ポンプ自体が動いていても、圧が足りないとインジェクターは不具合と判断するらしい。やっぱそれか…６万…よし、中古買おう。
というワケで某オクで中古ポンプを仕入れてみました。そのまま交換して動かなかったらシャレにならないので、まずポンプ単体で車体のカプラーを繋ぎ回してみる。ウィンウィンと勢いよく回る。不良品掴まされない良かったと一安心しつつ、ポンプを交換していく。
これは取り外した元々付いていたポンプ一式。
画像ではよく分からないが、モーター近辺に相当の汚れがたまっているのと、センサーの感知部分がひたすら汚れている。満タン時とガス欠近辺は少なく真ん中あたりが汚れているので、この辺りで一番稼働しているのだなと解かる。不織布製らしい吸入部分のフィルターは汚れが凄すぎる。
分解可能なので、徹底洗浄してスペアとする。しかし、ガソリンは通電しない液体とはいえ、コネクターやらが剥き出しなのは凄いと思う。
さて、無事に動くポンプを装着できたので、ワクワクしながらセルボタンを押すと…始動しない…。
ポンプである程度圧を掛けないといけないらしいのだが、明らかに前のポンプより軽快に回っている感じなのだが、始動しない。
という事でまた振り出しに戻ってしまった…原因はどこにあるのだろう？
前回、ニュートラル以外でセルが回らないトラブルについて書きましたが、あれ、SMにも明記してあって、クラッチ握ってれば何速でも掛かる事が判明しました。回答してくれたdwarffさん、はたさん、ありがとうございます。
これはクラッチ側のスイッチが逝っているのだろうと思い、取り外してみると…なんと、マイクロスイッチではなくスライド式のアナクロなスイッチが付いていました。
レバーのワイヤーを通す隙間にスイッチ部分をハメ込んで、微妙な動きでオンオフする構造のなんともレトロなスイッチ…しかも純正部品の価格が6000円！高すぎる…。
レバーにハマる部分がジュラコンのような硬い樹脂製なのだが、その部分がゴリゴリと削れていて再使用不可だった。さらに、スイッチを取り外した状態でギアを入れてセルボタンを押すも、スイッチがどの状態でもセルは回らないという…スイッチ部分は故障するような構造ではないので、どこかで断線しているのだろうなぁ。という事でこのスイッチは取り外しておきました。ニュートラルではセル回るので、しばらくはそれで我慢する事に。DUKEシリーズのクラッチレバー交換時は、このスイッチを外してからやらないとトラブルの元になりますよ。
走ってもないのに疲弊したバッテリーを再度充電して、次回の原因究明に備えたいと思います。
やっぱインジェクターかも…。