やっとクラッチワイヤーが交換できた!

クラッチを自由に握れる自由!

信号待ちでクラッチ握りっぱなしサイコー!←できて当たり前の事w

という事で、天気も抜群に良いしオイル交換の成果&フューエルXテストを兼ねて、神戸大阪京都を巡る3都ツーリングに出発。

まぁ、3都などと言っても大阪京都は端っこをかすめるだけですがね。

 

最初の目的地は野間の大欅。

大阪は野間町にある国の天然記念物に指定されている樹齢1000年ともいわれる巨木を見に行きます。

西宮、宝塚、川西と抜け、大阪の山道へ突入後、一庫ダムを抜けて目的地に到着。

ようやくと暖かくなった道中は、本当に快適でやっとツーリングできる季節になったなぁと思っていたのですが、今日はまた寒さ逆戻り。ウチの子達も何やら調子が良くなく、早くちゃんと暖かくなってもらいたいものです。

 

到着して欅をみた感想は「思ったより小さい」でした。が、周りは田畑ばかりで開けていたため、あまり大きさを感じないロケーションだったからでしょうか。

幹回りが13メートル以上あるといえば、実際のサイズが多少理解できるかと。

小学校の校庭にも欅が植わっていたんですよね。校歌にも入るくらいの学校のシンボルでした。それをちょっと思い出しました。

 

大欅を後にし、進路は北上。しばらく走ると京都に入ります。

本当なら亀山市か丹南市で何か見てこればいいのでしょうが、華麗にスルーです。早く帰って藍を散歩させないといけませんので。この何やら義務感のような気持ちが、遠出を避けてしまう要因の一つかもしれません。自分が走りに行くのも楽しみなのですが、藍の部屋んぽを見守るのもまた、自分の楽しみでもあるからです。うさぎと暮らしている方には分かってもらえる心情じゃないかと。

京都は本当に通過するだけになってしまいましたが、いずれまた、福知山あたりを中心に走ってみたいと思います。

372号線へ入れば丹波篠山市はすぐ。往き帰りはなるべく違う道を走りたい自分としては、違うルートを通って帰りたい。しかし笹山まで来たらやはり丹波まで行って豚まんを食べなくては!

という事で毎度のルートを走る事になります。

丹波篠山市と丹波市の市境にある栗柄峠。峠なのだが、道路は新しくされて旧道は分断されている。旧道の方は楽しそうな道だが、新道は登って下るだけでカーブなんてほぼ無い。しかし新緑の空気を感じられる良い場所だったので、路肩に止めて一服。

 

峠を下ってしばらく行くと目的地に到着。毎度ながらの豚まん屋吉吉。

いつも美味しい豚まんを出してくれて本当にありがたい。距離的にはそこそこあるのだが、何とはなしに年に1~2度は通っているという。ちょうど昼過ぎで小腹が空いている時間に到着したので、いい感じにエネルギー補給。

そういえばツーリングといえば旨い昼飯!という方も多いだろうが、自分はツーリング=走る時間、という事になっているので、よほどの事が無いと店舗に入って食事とかはしない。ひたすら走るのが楽しいのであって、食事目的ではツーリングに行かない。食うと眠くなる。非日常のライディング時間こそ至高。なので食い物ネタは別で出しております。

 

さて、丹波市を後にして、走った事のない道を使ってどう帰るか?と思案してみても面白そうなルートも浮かばないので、三田まで南下した後は通っていない道をひたすら選んで神戸方面へ戻る、という無計画ルートを選択した。

その途中で見えた大川瀬ダム。

中央に見えるのがダム。ここは谷間とかでもなく、平地っぽいところにいきなりダムの姿が見えるので、初めて見た時はビックリした。決壊とかは無いと思うが、多少ある民家はこのダムが崩れたら全て水の底だよな…と思えるほど、高低差がなく普通の平地っぽいところに建設されたダム。

ダム好きという程でもないが、走っててダム湖があるとダムは見たくなりますよね。

このダム湖の両側は別荘地になっていて、避暑地っぽい地域になっています。過疎も進んでいますがね。

三田を抜け南下し、三木市を通り抜けて無事帰宅。

この余計なルートを通ったおかげで、帰宅時間は予想の1時間後となってしまい、帰った時にはもう藍は部屋んぽしてましたとさ…。

神戸市は政令指定都市ながら、ちょっと北上すれば山また山。ツーリングには事欠かない立地だとは言えます。市街地の渋滞は大都市並みで辟易しますがね…。

走行距離220キロ、7時間ほどの走行となりました。

 

さて、これだけの距離を一気に走ったのは125DUKEでは初めて。オイル交換とサブコンの様子もしっかりと判った感じです。

当機はドリブンスプロケを1T減らした44T、オイルはモチュール7100、サブコンのフューエルX Pro装着という装備です。これ前提の話。

フューエルXの設定値は6。これはPro仕様ではなく廉価版設定と同じレベルで出発です。

125㏄という事で、スタートダッシュ、などというセリフは当てはまりません。125スクーターより遅い。そこは仕方ないですね。

オイルのグレードをかなり上げましたが、やはり高回転常用型エンジンにはこちらの方が良いでしょう。ストレスなく回り、回転の上昇も早い。原付だから、とか言わずに良いオイルを入れるべきでしょう。通勤に使うなら尚更です。オイルの寿命よりエンジンの寿命を考えるべきだと自分は思います。

シフトタッチも良く、油温の上がり具合もマイルドです。真夏の市街地を走ってみなければどれくらい水温が上がるかは分かりませんが、390と同じ容量だろうラジェーターなら冷えるのも早いと思われます。250でもクソ暑かったが、125はどうなのか気になりますね。

今回のツーリングは比較的市街地は少なく、アップダウンの激しい峠道込みでも山中ルートが多かったので、メーター読み燃費はリッター46キロほど。フューエルXで燃調を濃い目にしても燃費はほぼ変わらない感じです。設定6でしばらく走った後、設定7にしてみました。より濃い目の設定です。

全体的に極端なパワーの出方で、負荷が大きいと回転数がグイグイ下がっていく125エンジンですが、オイルの高性能化とサブコンが上手く噛んだのか、だいたいの道で4速固定アクセルオンオフだけで間に合う感じとなりました。直線が長ければ5速。6速はほぼ不要です。発進はそそくさとギアアップしないと前に行かないですが、ある程度の速度域になれば4速だけで走れる感じです。大排気量車のような怒号のトルクではなく、ドン付きしないいい感じのパワーの出方で楽に運転が可能です。

これがフューエルXの恩恵だとすると、付ける価値のあるアイテムだと思いますが、実際のところ設定の数値を変えても変化を感じにくいので、アリかナシか、という判断なら廉価版を買う方が無難かもしれません。いずれ取り付けた状態でカプラーを抜き、有り無しチェックをしてみたいと思います。

自分がこの車両に慣れてきたのもあるでしょうが、ほぼ問題ない走りが可能となりました。ただ、ピンクナンバーのせいでしょうね、やたらと車が抜きたがります。そういう車に限ってドライブレコーダー搭載!とかいうシールを貼っている…自分が撮られてるかもしれない、という事に気付いてないんですかね?抜かしにかかってきたら全力で加速して抜かせませんがね。危険運転が蔓延している世紀末のような社会ですので、自衛は必須な世界のようです。正に世も末ですね。

トルクが多少増えている感じがするのは、このバッフルも要因かもしれません。

ヨシムラバッフルもどきw

イン側が絞ってあるのが気になって、ちょっと前から入れていますがコイツは見事に消音するしいい感じです。

小排気量の弾ける高音がウソのように抑えられる、なんとも言えないいい感じのバッフル。アイドリング音は単気筒よろしくのポンポン音ではなく、気筒数不明なナゾサウンドと化してます。静かすぎず、かといって爆音でもない。R11とのマッチが絶妙です。

コイツのおかげでトルクも多少底上げしてる感じですが、実際のところはいちどフューエルXを外してみないと何とも言えないところ。現状ではどのギア、どの回転数からもそこそこのレスポンスで加速する感じになっていて、250よりもエンジンフィーリングは良いと思いますね。パワー感は圧倒的に無いですが、下りの峠道はほぼエンブレとリアだけで下っていけるのは、ローパワーと軽車重のたまものといえるでしょう。

 

DUKEシリーズの末弟として、この排気量の車両としてはあり得ないほどの高性能パーツを奢られ、チープな部分も多々あれど楽しい乗り味を演出してくれる125DUKE。電動化一直線な昨今のバイク事情を鑑みれば、お手軽な足として1台キープしておくのはアリでしょう。

YAMAHAが125に一気に3種投入してきて、活況を期している様相の原付二種界隈ですが、装備面その他どこをとっても、125DUKEは頭一つ抜けてる存在かと。2024式からはSOHCエンジンとなり、ダッシュ力向上が期待ポイント。

 

何が楽しくて何を求めて走るのか?

そこが一番重要ですよね。