結が三歳の誕生日を迎えました。

この一年、というか、ここ数カ月は結にとっては激動の日々でした。

先週末にようやく治療完了と先生にも言われて一安心なのですが、結論から言うと結は右目を失いました。

 

それは11月末の夕方の事。

抱っこするために結を出したのですが、右目が真っ赤!以前黒丸が牧草の山に顔を突っ込んで、牧草が鼻に刺さったらしく鼻血が出ていた事があったのですが、結もやらかしたのか?と思い翌日病院へ。

目薬でも貰って帰れるだろうと軽い気持ちで連れて行ったのですが、予想だにしない方向に話が進む。

このまま放置すると目が飛び出てしまう、早急な処置が必要だとすぐに手術する事に。

なんで?どうしてこうなった?

前日も当日の朝も異常は無かったはず、こんな酷い状態になっているとは思いもよらない展開になりました。

まずは回復を祈って瞼を縫い合わせて様子を見る事に。結はまだ若いので、回復能力に賭ける事にしたのです。

しかしながら翌週に診察時点では事態は好転どころか悪化の状態で、このままだともっと酷くなる可能性が高い、と診断されました。

一晩様子見したのがいけなかったのか?

悩みましたが、命には代えられないという事で眼球摘出をする事に。

これは自分の想像ですが、たぶん足の爪が運悪く目に刺さったのではないかと…それも結構深く。瞼を縫う前に十分に殺菌してもらっているはずなのに、膿が出てくるなんて…この先も命を全うするためにも、悪い部分は全て切除するよりありませんでした。

結のチャームポイントな右目は永遠に閉ざされてしまいました…最初は何も付けずにいたのですが、それが悪かったのか翌週診察を受けたところ傷口が化膿していて、さらに消毒と切除手術…うちの子では一番身体の小さい結が、3週も続けて麻酔をしなければならなくて、本当に辛かった…

さすがに今回はエリザベスカラーを付けてもらいました。

ここから1月以上、自由に動けない結の介護生活が始まりです。エリザベスカラーが付いていると、ケージ内でも満足に移動できす、ペレットもまともに食べられません。

当時は霧丸の体調も芳しくなく、家の中はちょっと暗かった…しかしながら、摘出手術直後はほとんど食事をしなかった結が、再縫合の後に元気になってきて、しっかりと食事ができるようになってきました。

長い闘病生活の末、結はようやくカラーを外してもらえ、元の生活に復帰しました。

無事に3歳の誕生日を迎える事ができました。

この1ヵ月以上を戦い続け、見事に健康体を勝ち取った結。

ごはんを食べさせて、投薬して、とにかく膝の上に居る時間が長かった結は、とっても甘えん坊にはなってしまいましたが、一時の体重減少を跳ね飛ばして以前のように元気に食べております。

右目は失ってしまいましたが、結はこの事で大きく成長しました。

水を飲むのがとても上手になりました。給水ボトルをカチャカチャやらずに、上手に水を吸う事をマスターしました。そして以前にも増してこちらへ顔を出す事が増えました。顔を見せてくれるのは安心につながります。

 

この一連の介護生活で、ウチの子達がどれだけ大切なのか改めて解りました。

怪我を克服して元気になった結。

虹のたもとに行ってしまった霧丸。

精神的に参るような出来事が同時にあって、本当に疲れました。

それでも命と向き合って出来る事は何でもする。

動物たちと一緒に暮らすという事は、本当に大変です。

それでもこの子達と過ごす時間はかけがえの無い大切な時間。

お迎えした子全てが命を全うできるように、あらゆる手を尽くしてお世話していく覚悟です。

 

元気になってくれてありがとう。

誕生日おめでとう結。