ハチマルが我が家に来て20日。

猫というのは、当たり前の事なのだが、モルモットやうさぎのような草食動物とは全く違う生き物だ。

モルさんズや藍と戯れる時間は、とても穏やかで優しい時間だ。

暖かい体温とふわふわな毛にどっぷりと癒される至福の時間。

正直、この殺伐とした社会、特に今はコロナだ何だと色々と厄介ごとが多い社会生活だが、このもふもふな時間が無かったら心は砂漠だったであろう。

そんな優しい時間の草食部隊とは裏腹に、猫との遊びは戦いだ!

後ろ足で立ち上がり、両手を広げて飛び掛かってくる!なんてのは日常茶飯事で、床から顔面目掛けてジャンプしてきて顔を嘗め回すのはハチの日課…この子はよっぽど自分の事を気に入ってくれたのか、顔中嘗め回して首回りをぐるぐると歩き回るのはルーチンに入っている。

スマホを向ければ飛びついてくるのはモルさんズや藍も同じだが、ハチは容赦がない。

とにかくグイグイ来るのがハチ流。ヨメは猫が初めてという事もありおっかなびっくり接しているが、ハチはお構いなくグイグイ行っている。

ヨメの定位置を奪取したハチ。

ただ、未だくしゃみが収まりきっていないのもあって、モルさんや藍との接触はさせていない。よってテレビ部屋に軟禁状態なのだが、どうにも落ち着いて寝られる場所を確保していないのが現状だ。共稼ぎのために人が留守の時間はハチもケージに入っているため尚更に定位置が定まっていない。風邪がはやく収まって欲しいものだ。

 

ハチに風邪をひかせてしまった事は、本当に申し訳ないと思っている。室温調節もしっかりしてあるし、風邪をひくような要素はないのだけれど、環境が変わって落ち着けなかった事が原因であることは間違いないだろう。

だが、風邪をひいた事は悪い事ばかりではなく、早く治ってもらいたいからこそ、一生懸命お世話していたことが、ハチにとっては良い印象だったのだろう。その後のベタベタな甘えっぷりは、しっかり信頼を得たからこそと思いたい。

金色の光彩が藍の青い光彩と対照的だ。

藍の青い瞳はとてもクールな印象を受けるし、性格も落ち着いている。べたべたと甘える子では無いが、さりげなくそばに居てくれる優しい子。

ハチはというと、そのゴールドな輝きに見合って何かにつけハデでアクティブな子。活発ですぐに興味対象が移っていくのは、見る角度によって色が変化するアレクサンドライトのよう。

元野良猫という事もあってなのか、細身でひょろ長い身体であるが、しっかりと食事をしてもう少し丸みのあるラインになって欲しいものだ。

 

まだまだ始まったばかりの猫の居る暮らしだが、それなりに人間の方は慣れてきたと思う。

ハチがもう少し落ち着いてきて、風邪症状が治まってきたら、第二ステージへと移行したいと思います。