おはようございます。今朝の朝刊にこんな記事が載っていました。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200519-00000217-kyodonews-soci

 

 新型コロナウイルスの治療薬として、エボラ出血熱の治療薬として承認されているレムデシビルが先日承認されましたが、このレムデシビル、点滴薬なので、入院が必要となります。

 

 新型コロナウイルスに感染して、症状が悪化した方が、インフルエンザ治療薬のアビガンを服用し、回復したケースがあることで、錠剤として使い勝手がいいアビガンを承認する動きがありましたが、有効性を示すことができなかったことが報道されました。

 

 素人考えですが、やはり、ウイルスに対しては、感染しない、接触しないという、百年前と対処の方法が基本的に変わっていないのでしょう。新型コロナウイルスの猛威も弱まってきたとはいえ、まだまだ油断は大敵ですね。

 

 さて、今日は腰痛のお話。腰痛、日本人の多くの方が経験している症状かと思います。直立二足歩行を行う人間にとっては宿命といえば宿命です。

 

 では腰痛の原因にはどんなものがあるのでしょうか?

日本整形外科学会と日本腰痛学会監修による2012年発行の腰痛診療ガイドライン2012では、腰痛の原因が分からない非特異的腰痛が85%と主張されていましたが、腰痛診療ガイドライン2019では、非特異性腰痛は22%ぐらいで、75%は何らかの原因が特定できたとされています。(2019年12月22日信濃毎日新聞掲載記事参照)

 

 残りの3%は分かりかねますが、2012年では腰痛の原因が15%しか特定できなかったのが、2019年には75%が特定可能ということです。

 

 では、腰痛の原因が分かる75%にはどのようなものがあるのでしょうか?

整形外科的には腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、すべり症、分離すべり症、腰椎圧迫骨折、変形性腰椎症、などが挙げられます。

 

 その他には、内臓性腰痛といって、内臓の不調が原因で起こる腰痛もありますし、

神経や血管が原因のもの、化膿性脊椎炎なども腰痛の原因になります。

 

 また、近年注目されているのが、心因性腰痛です。これは、腰痛になりうる原因がないのに、心理的なことが原因で腰痛だと脳が思い込んでいる状態といえます。

 

 腰痛に対するはりきゅうの施術は古代より行われてきました。今言えることは、腰痛に限らず痛みを緩和する、痛みを取り除くということに関して、はりきゅうは効果を発揮する場合がありますが、必ずしもすべての腰痛に対して効果があるとは言い切れません。

 

 はりきゅうマッサージ師は、自身の判断と責任において、はりきゅうマッサージを求めてきた方に対して行うことはできます。しかし、私の判断で、はりきゅうマッサージを行うと症状が悪化する場合、専門医の受診が必要な場合は施術をしない場合がありますので、ご了承ください。

 

 今の時代はインターネットで色々な情報を知ることができますが、全ての情報が正しいとは言い切れません。これは医学の情報も同じです。がんが治るというような情報も、がんの専門医が記述していないで、怪しいものも多々あります。自己判断はせず、必ず専門医や医療系の国家資格を保持している施術者に確認を取りましょう。

 

 はりきゅうマッサージで不調を緩和できる場合、できない場合がありますが、お気軽にお問合せください。

 

https://aniki0121.wixsite.com/ikedashinqj