沁みる…
こんにちは、たけぞうですこれまでの治療歴はこちら→★★★現在は、すでに不妊治療を卒業しています。過去を振り返りながら書いていますので、ご理解ある方のみお読みください。あっという間に時間が過ぎていくなーぜー更新が進まない新型コロナ心配ですね罹患されている方が1日も早く快復されますように。病院スタッフの皆さん、不妊治療中、妊娠中の方が罹患されませんように。治療中の出来事。転勤して間もない５月、職場の新しいボスと面談をしました。通院で平日休んだりするので、4月早々に不妊治療中だということを伝えて以来の、二人きりの場でした。（ちなみにボスは５０代後半の男性）仕事関係の話をひととおり終えた最後に、「治療は順調？」と。びっくりしました今まで自分から話すことはあっても、そんな風に話を振られたことは同僚からも友だちからも、もちろん過去のボスからもありませんでした。やっぱり話題にしにくいことだし…。現在の状況をざっくり説明。そうかぁ、と聞いてくれたあと、「4月にも言ったけど、休んだりするのは全く構わない。フォロー体制を取れるようにしておくし、何よりたけぞうさんが普段きちんと仕事してくれているから、フォローに回りやすい環境を整えてくれているから問題ない。ありがとう。」「だだ、申し訳ないけれど…。職場には色々な人がいて、全体に対しておめでたい報告をする時期が近々くると思う。それはたけぞうさんにとっては辛いと思うけれど、何も言わないのもおかしいし、申し訳ないけど理解して欲しい。」実は、職場には同年代で、奥様が妊娠中という人が2人もいます。うちの仕事は慣例的に、出産祝い金を全体の前で渡すことになっているので、そのことを言っているということがわかりました。でも、これにもすごくびっくりしました。この仕事に着いて11年。転勤前の職場では4人の妊婦を産休に送り出し、5人の旦那さんに「おめでとう」を言いました。（その間2人目出産もあり）（関係ないけど、職場外の友達も入れるともっと多い。不妊の人にしかわからない切なさ、よく乗り越えましたははは）でも、先程のボスのように言ってくれる人は1人もいませんでした。そんな風に気にかけてもらったことは、ありませんでした。気にかけて欲しかったつもりはないし、働き盛り=出産適齢期でもあるわけで、いちいち落ち込んでられないと思っていました。仕事場で泣くのはあり得ないと思いましたが、不覚にも少し泣いてしまいました。これまで言えなかった辛さ、虚しさをなんだか汲み取ってもらえた気がしてしまいました。そこまでの考えはなかったかと思いますがこういう風に言ってくれる上司の下で働けることは非常にありがたいことだと感じました。お礼を伝え、面談を終えました。不妊治療中、心にしみた出来事でした。
