運動がアトピー症状を改善: リンパ管活性化と免疫力アップの関係
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 普段、リンパについて意識することは少ないと思います。本記事では、運動がリンパ液の流れと免疫力に与える影響について解説します。

 記事を読むことで、運動がアトピーの症状緩和につながる理由や、リンパ液の流れを促す効果的な運動の種類を理解できます。

 運動を継続することは、免疫細胞の活動が促進され、慢性炎症を抑える効果を得られるため、アトピー改善に有効です。




 リンパ管は、免疫系の維持や腸管での脂肪の吸収に重要な役割を果たしていますが、肉眼で観察できないため存在を意識することはありません。

 しかし、リンパ管は血管とは異なり、ポンプ機能が存在しないため、リンパ液の流れには運動が大きく関与しています。

 そして、運動を通じて筋肉が収縮しリンパ管を圧迫することで、リンパ液が急速に流れ、免疫細胞が血管内に流入します。

 筋肉を動かすたびに免疫細胞のパトロールが行われ、がん細胞なども退治され、免疫力が向上しアトピーにも効果があります。

 また、筋肉から分泌されるミオカインで最も多い物質のインターロイキン6(IL-6)は、筋肉を修復しながら内臓脂肪を減らす作用を発揮し、慢性炎症を抑える抗炎症効果を倍増させます。

 脱ステロイドでアトピー改善を目指す方にとって、運動によるリンパ管と免疫力の活性化は非常に重要です。

 適度な運動を継続することで、アトピーの症状緩和につながるでしょう。

 運動の種類にもよりますが、ウォーキングやランニング、ヨガ、水泳などがリンパ液の流れを促す効果的な運動とされています。

 特に水泳は、水圧がリンパ管に働きかけるため、リンパの流れを促進する効果が高いと言われています。

 また、ストレッチやマッサージもリンパの流れを良くする効果がありますので、運動の前後に取り入れることをお勧めします。


 脱ステロイド専門の皮膚科に行くと、必ず勧められるのが運動です。
 しかしアトピーの症状がツラいときは、傷が痛んで運動が難しいこともあります。
 そんなときは、諦めてしまいがちですが、習慣化のカギは馬鹿らしいくらい簡単なことから始めること

例えば、腕立て1日10回。
 これくらいから始め、簡単に毎日こなせるようになってきたら、負荷を上げる。
 是非チャレンジしてみてくださいね。