先日、喪中はがきを出しました。

でも、ひめはネコだから、『4月17日…永眠いたしました』などという事は載せませんでした。

すると昔の知人から、『誰が?』という電話がかかってきました。

『ネコなんですよ!』と伝えると、ちょっとあきれたような口調に…。

まぁ、わからないでもないですよね。

だってネコだから…。

でも、我が家にとっては家族の不幸なんですよね。




ひめは今、火葬して骨になって、骨壺に収まっています。

だから『物』でしかありません。

そのお骨は、居間のTVの横のキャットタワーの最上段に置いてあります。

ひめが生きている間は、戸を少し開けておいたり、ビニールカーテンで仕切るなどして、いつでも好きなところに行けるようになっていました。

でも今は、ずっとキャットタワーの上です。


タケヤンが仕事部屋から出ると、ひめのお骨が目に入ります。

寒くなった部屋の中で、お骨がポツンと佇んでいます。


寒くてかわいそうだなぁ…


もう寒さを感じるはずはないのに、かわいそうに見えるんです。

なので、コタツに入れてあげたり、仕事してるタケヤンの足元に置いてあげたりしています。


そんなことしても、何も意味がありませんよね。

だけど、寒そうなんです。

かわいそうなんです。

だってうちの子だから…。


ひめは抱っこがあまり好きではなかったけど、たまに気分が乗った時は30分くらい抱っこさせてくれました。

膝に乗せて、頭や身体をナデナデしていると、ひめの暖かさで眠くなったものです。

今でもたまに膝に乗せてみるけど、そこにはふわふわのひめはいません。

硬くて冷たくて、声をかけても反応がありません。

これからの季節、ひめの暖かさが懐かしいです。