ひめが逝ってしまってから、もう4か月以上になります。

2008年1月にひめが我が家にやって来てから、全てがひめ中心になりました。


ひめが寝ている時は、起こさないように掃除機はかけられません。

夏でもコタツで過ごす事があるため、年中コタツがセットされています。

暑い日は、ひめがいる部屋にもエアコンの冷気が届くように、サーキュレーターと扇風機を複数使います。

冬には、ひめのためだけにストーブを点ける部屋があります。

ひめのお気に入りの場所のひとつなので、押し入れは最上段まで行けるようにして、戸を締める事はありません。

スマホの写真は、ほとんどひめでいっぱいです。

でも、もう全て過去の話になりました。

スマホの写真が増える事はありません。


今日、ひめの目薬が出てきました。

ひめが愛用していたものは、全てお骨のところに集めて、トイレなどの大きいものは押し入れにしまって、それ以外は処分したつもりでした。

亡くなってから暫くは、『これもあったんだ…』って感じで出てきたものもありましたが、ここ最近はひめの存在が感じられなくなっていました。

でも、冷蔵庫の中に入っていたんです。

タケヤンは特定疾患があって、調子が悪くなった時には座薬を使います。

でも1年くらい調子が良いので使っていませんでした。

その座薬は冷蔵庫に箱に入れて保存しているのですが、薬の在庫を確認するために覗いてみたら入っていました。

ひめがこんなところにいた!

年に数回は結膜炎を起こしていたので、目薬は欠かせませんでした。

でも、ひめは目薬が嫌いでした。

それでも、ひめのためにやっているって理解していたのか、我慢して抱っこされていました。

ひめ、えらかったね!


我が家のマンションは、道路沿いに建っており、タケヤンの家は2階です。

近所に保育所があり、その道路はお散歩コースになっています。

よく、ひめを抱っこしてベランダでボーっとしていると、お散歩の子供たちに見つかって『ねこぉ~~~~!』『かわいい~~~~~!』という声を貰っていました。

ひめはあまり興味がなさそうに、ちょっとだけ子供たちを見下ろしていました。

ひめがいなくなった今でも、お散歩の子供たちの声が聞こえます。

たまに『ねこちゃんいないねぇ…』っていう声が聞こえてきます。

ひめ…死んじゃったんだよ…。

実際に声をかけると泣きそうなので、心の中で呟いています。

我が家はひめのいない生活に変わりました。

子供たちの無邪気な声が、心に染みる今日この頃です。