【51歳65日目】

 

タイトルの通り、本日の記事で、このブログの更新を辞めることにしました。

 

行政書士開業をなんとなく思いつき、開業準備を開始した、2021年10月19日にこのブログを書き始めました。

 

いままで、見ず知らずの皆様に自分の考えを発表したり、書いたものを公開することは一度もありませんでした。

 

当時はサラリーマンだったので、会社の人にバレたらどうしようとか、炎上したり厳しいコメントを頂いたらどうしよう…等、色々と考えたらキリがなく、何か月も迷いに迷った挙句、ようやく投稿をすることができました。

 

それから、2年8カ月にわたって、不定期ではありましたが、投稿を続けてきました。

子どものころ、夏休みの日記も満足に掛けなかった私が、これだけの期間、120本以上の記事をよく書いたなぁ、とも思っています。

 

このブログをやったことによって、

 

 自分の考えや出来事を文書にするという習慣がついた。

 それをインターネット上に投稿する度胸がついた。

 文書を書くという作業が苦にならなかった。

 

という、サラリーマン時代にはなかった習慣とマインドセットができました。

 

このステップがあったので、自社ホームページを作成・公開できたし、200本以上の記事を作成し投稿することが出来たり、Facebook Pageを始めたり、Twitterも開始したり…と、簡単に思いついただけでも、今まではやろうとも思っていなかったこと、出来なかったこと、新たに始めたいと思ったことが、出来るようになりました。

 

定期的に見ていただく方やフォローをしていただいていた方々の、応援や温かい気持ちを感じられたことも、続けることができた大きな後押しになったと思われます。

 

ホンとに、自分にとってはこれだけ続けられたのは奇跡だと思っており、ご覧いただいていた方々には感謝しかありません。本当にどうもありがとうございました。

 

ブログを辞める理由ですが、

 

 ・行政書士専業になって5カ月がたち、業務が立て込んできていること

 ・匿名での発信ではなく、自分の名前・事務所名できちんと発信する場ができ

  より多くのお客様のお力になる情報提供を充実させること

 ・集客につながる情報発信を充実させることで、事務所経営を安定させること

 

になります。

 

お陰様で、本当にたくさんのご依頼を頂き、労働時間はサラリーマン時代よりも確実に増えています。年齢が年齢なのでもちろん体は疲れるけど、精神的なストレスは不思議なことに全くなく、毎日楽しく仕事をできる日々を感謝しています。

 

事務所の売上も、まぁまぁ安定してきて、このままやっていけば、アルバイトをせずに続けて行ける目途は立ってきました。

 

頑張っている諸先輩方に比べれば、まだまだ微々たるもので、このようなところに書けるような数字ではないですが、好きなことやって、楽しくストレスなくお仕事をさせていただけ、そして家族4人で暮らしていけることは、本当にありがたく思っています。

 

まだこの先どうなるかわかりませんが、今のところ、行政書士専業になってよかったと心から思っていますし、これを声を大にして、胸を張って言える自分であることには間違いありません。いつまでも、そう思い続けられるよう、これからも引き続き頑張っていきます。

 

これまで、このブログをお読みいただきました皆様、本当にどうもありがとうございました。

【51歳32日目】

 

私の事務所には3つの記念日がある。

 

行政書士会に登録したのが、21年12月1日。

税務署に開業届を出したのが、22年5月6日。

行政書士専業になったのが、23年1月25日。

 

ということで、この連休中、昨日は開業1周年の記念日でした。

 

廃業せずに、とりあえず個人事業主を1年間続けることができた。

ただ、上にも書いた通り、専業になったのは今年の1月だから、ホンとの個人事業主として活動をしたのは3か月と10日くらい。だから、生き残りをかけての戦いは、これからになるんだと思う。

 

お客様には、「開業してもうすぐ1年半です」というけど、

同業者には、「まだ専業になって3か月くらいです」と言っている。

 

どちらも嘘ではない。

ただ、専業になって3か月くらい、というのは自分自身に対する言い訳にも感じるし、自分が想像しているほど稼げていないということに対する、忸怩たる思いの表れなのかもしれない。

 

特に、私の業務が、ビザ申請支援と補助金申請支援で、受任から売上回収までの期間が長いから、「稼いでいる」という実感は正直なところない。

残念ながら、収入≦支出 という感じなので、毎月少しずつ減っていく貯金残高をみると焦る気持ちの方が大きい。

 

そんなメンタルの状態だから、ついつい言い訳モードになっていると思う。

 

ただ、ありがたいことに、1月から切れ目なくお仕事の依頼は頂いているし、今月後半から補助金の採択発表が続くので、その結果を待ちながら、目の前にある業務をひたすらこなしていくしかない。

 

幸福は一夜おくれてくる、幸福は…。

 

この言葉と希望を忘れずに、いまは日々前に進んでいくしかない。

 

51歳のおっさんだけど、気持ちは女生徒と同じ。

【51歳8日目】

 

最近、温かくなってきたし、事務所近隣のお客様も増えてきたので、週の半分くらい、事務所に寝泊まりをして2拠点生活をしている。

 

事務所はエレベーターなしの4Fだから、大きなもの、重いものを買う気にはなれず、事務所に冷蔵庫はない。だから生鮮食料品は買えず、食事はレトルトやインスタントなど保存食のみになる。

 

ちなみに、ソファーなどダラダラするスペースもないから、朝起きてすぐ机に向かって仕事、夜も限界まで仕事をして寝る、といった効率よい無駄のない生活。社畜以上に仕事をする、自営業者畜(?)になってしまった。

 

しかし、そんな私はもやしが好き。

1日2袋、1週間で10袋以上食べるくらいの嗜好品。

しかし、冷蔵庫なしの部屋では、もやしの買い置きはできない。

3日だから、食べなくても大丈夫だろうと思っていたら、禁断症状が出た。

 

町まで買いに行くしかない。

コンビニって、もやし高いから、買うんだったらスーパーだよなぁ。

と何の迷いもなく、車を走らせる。

 

今日のスーパーは1袋25円。残念ながら特売ではない。

それでも、まぁまぁの値段で買えたので、良しとしてお菓子も買って事務所に戻る。

 

駐車場で時計を見ると、所要時間は1時間超。

メーターを見ると30キロ超。ガソリンはリッター170円。燃費は15キロ。

つまり、1パック365円の高級もやしを購入したことになる。

 

片道5キロのコンビニだったら、倍の値段の1袋50円でもやしを買っても、トータル半額以下の150円程度で収まったはず。

 

目先の利益にとらわれすぎると、大損をするという良い事例となった。

 

それにしても、1パック365円だと思うと、今夜のもやしはメチャクチャうまかった。

気のせいだろうけどね…。

【51歳1日目】

 

本日、51歳の誕生日になった。

 

ある方からのメッセージで「自分記録更新」と一言頂いた。

 

1月25日に行政書士になってから、日々自分記録を更新続けてきた。

決して自慢したり、他の人に誇れるようなことじゃないけど、50歳になって、会社を辞めて、初めてのことにチャレンジする日々は、メチャクチャ新鮮で刺激的で、まさに、「自分記録更新」、その一言が当てはまる3か月間だった。

 

●お給料が振込まれない25日は、アルバイトを始めた18歳から初めて。

 

●2月は売上入金が全くなかったから、収入完全ゼロの月も初。

 

●健康保険料や年金を自分で払うのも初めて。

 

●確定申告はやったことがあったけど、初めての青色申告。

 

●インボイスも登録をして消費税納税業者にもなった。

 

●行政書士の売上は、1月に既に前年超え。

 (とても言えた額じゃないけど)

 

ということで、日々新しいことばかりで楽しく仕事をさせていただいているのは、すごくありがたいここで、感謝しかない。

 

50歳までに独立開業すると言って始めたこのブログ、開業してからは専業になるまでの記録、というタイトルで続けてきた。

 

そして専業になって3か月目。

専業で食べていけてるかというと、現段階では、何とも微妙な感じ。

 

1月からの売上を平均すると、サラリーマン時代の手取り額とほぼ同じくらいまで、売上を計上することができるようになってきた。

 

ここから、事務所の家賃・水道光熱費・駐車場・営業経費・勉強代・保険年金…諸々を払い、更に、家のローン払って家族の生活費を捻出すると、完全に赤字。

開業資金として用意した貯金を少しずつ取り崩して、家計を回している状態。

 

1月から3月に売り上げとして入ってきたのは、昨年秋から年末にかけて納品した、ビザ申請や持続化補助金の成功報酬。

 

1月から現在までに、新たに受任して納品した仕事に関しては、まだ、報酬が入ってこない。

 

ビザも申請して1か月以上結果が出ないし、2月の持続化補助金も、3月の事業再構築もまだまだ結果は先。

 

着手金を頂かないビジネスモデルは、ご依頼は頂けるけど、入金があるまで時間が掛かるのが難点。しかも、メインとしているビザも補助金も受任から結果発表までの時間が4カ月から半年と長い。

 

もし仮に、受任・納品した業務がすべて採択・許可になれば、サラリーマン時代の年収を超えることになるので、専業になってよかった!と胸を張ってと言いいたい。

そして、巷に流れる「行政書士は食えない」説を、真正面から否定しようと思う。

 

ただ、いま着手中のものを含め、結果がすべて出るのはおそらく夏ごろだと思う。

それまで、資金繰りをどうするか、貯金の取り崩しを最大限に抑えて、営業活動と生活をしていくのは大きな課題だけど、まだまだ半年以上は生きていける。

 

いまは、やればやるだけ結果は出るし、初めて尽くしで自己記録が更新できる状態なので、楽しみでしかない。

 

そんな気持ちで、51歳の誕生日を迎えられたのは、本当に感謝しかない。

【50歳と345日目】

 

皆さんご存じでしたか?

職務上請求書は、どっちが「控え」で、どっちが「正本」か…。

 

先日、ある町の住民票・戸籍の担当の方から電話がかかってきて、初めてどちらが正本かを知ることになった。

 

つまり、今まで私が役所に提出したり、郵送請求でいろいろな役所に送っていたのは、残念ながら「控え」だった。

 

その役所の方は、私が「控え」を送ったこと、そして、正本を送らないと戸籍謄本は発行できないということを教えていただく。

その電話を切った後、私は恥ずかしい気持ちで郵便局に走り、正本を速達で送った。

 

そして、間違えて提出してしまった職務上請求書の「控え」が、戸籍謄本と共に私の手元に送り返されてきた。

 

封を開けて、再度、恥ずかしい想いがよみがえってきた。

 

 

行政書士が職務上ご依頼者様などの住民票や戸籍を取得するために使う、職務上請求書。今までの副業時代は、補助金申請支援だけだったから、職務上請求書が必要になることはなかった。

 

1月からビザをやることになって、初めて職務上請求書を行政書士会から買った。

 

2枚複写で、直接記入する薄い方と、厚紙で複写される方がセットになっている。

行政書士会からもらった取扱説明書には、どっちが控えでどっちが正本とか書いてない。

 

必要事項を記入したはいいけど、役所の窓口で、どっちを出したらよいかメチャクチャ迷っているうちに、番号が呼ばれてしまった。

 

ただ、厚い方(複写側)には、左下に「行政書士用」と書いてあったから、とりあえずこっちが控えだと思い、薄い方を提出。

 

そしたら、窓口のお姉さんは、普通に処理をしてくれて、間違って「控え」を出したにもかかわらず、無事に住民票がゲットできた。

 

私は薄い方が正本だと確信し、北は北海道、南は九州まで、職務請求書の「控え」を送り付けていた。

 

「控え」を受け取った役所の担当の方は、どう思ったんだろうか?

特に気にせず、戸籍謄本を送ってくれた役所もあれば、

前述の通り、正本を送るよう、ご指導いただいた担当の方もいた。

 

「この書士、間違って「控え」送ってきたぞー(笑)」と失笑されているとしたら、メチャクチャ恥ずかしい。

 

一番最初の窓口で、対面で指摘されたら、それはそれで恥ずかしかったけど、

そこで気が付けば、全国に恥をさらさないですんだ。

 

まぁ、幸いにして私も50歳。

今までもっと恥ずかしいことはたくさんやらかしてきた。

これくらいのことでは凹まないし、ショックを受けるくらいだったら、

50歳のおっさん新人行政書士は務まらない。

 

むしろ、50歳を過ぎても、日々の仕事の中で新しい発見があることは、刺激的で嬉しいことだ。