宝塚歌劇団に残る「上げ下げ」というパワハラの温床となる規則とは? | ご存じ無いかもしれませんが、恋愛小説家です。

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宝塚歌劇団は結局、もう一度調査をやり直すことになるらしい。110年記念の式典やイベントも多くのものが中止になるらしい。

スケジュールが過密であるというのを歌唱するのが目的らしい。

パワハラは無かったってことではまた行ってるらしいですが。

 

 週刊文春には宝塚歌劇団宙組の生徒だった有愛きいさんが自殺された問題を追及する記事、その11弾が載っている。

いつまで続くんだろう。この特集は。

 

 12月7日に遺族側の弁護士が会見し、上級生による15のパワハラ行為を主張したそうです。

有愛さんがご存命のころに残したLINEや上級生に負わされたやけどの写真を会見で公にしました。

 

 

その3日前に宝塚の大劇場で宙組の説明会が行われたそうです。行ったのは高田健司専務理事。

「劇団にも問題があるが、生徒にも問題がある」と言ったらしい。

生徒たちは問題が起こったら生徒のせいにするのかと憤っていたそうです。

説明会では劇団側の運営責任や改善策の言及は無くて、上級生と下級生がもっとコミュニケーションをとるようにと言っていたらしい。

何の説明会なのだろう?

 上級生たちと下級生たちの話し合いの場と言いながら、上級生が一方的に言いたいこと言っていたような感じの記事である。

 その中で、もう一度、組の規則書を見直して欲しいと副組長が言っている言葉がある。

規則書って何だろうと思ったら、上級生絵の礼儀作法が書かれたものだそうです。

これは組ごとに異なるらしい。

宙組では12月7日から改定がおこなわているそうです。

規則書にはパワハラの温床になる文言があるそうで、年内には規則書を統一する予定だという。

あと2週間しかないけど、できるの?

 生徒たちは「上げ下げの伝統が無くならない限りは変らない」という。

「上げ下げ」って何か?これは鉄の掟らしい。

またかいな。

 上げ下げとは元々は大人数が事故無く素早く移動するため、全員んで指導内容を共有するための伝達規則だったそうですが、今はこれに重きが置かれて、芸事の邪魔になってるそうです。

 

 「上げ」は一期上の生徒へ伝言ゲームのように指導内容を伝達すること。

 

新人公演の稽古で、上級生から怒られたら、その内容を新人公演をまとめる長の期に逐一伝えないといけないらしい。

有愛さんがお亡くなりになる前はこの長の期でした。

時間が無いのに何十人もの報告を聞かないといけない。

一方の「下げ」は上級生からの玉突き指導らしい。

上級生が下級生を集団でしかりつけるやつですね。

つまり、パワハラってことか。

 前に幹部上級生が有愛さんに着替えの手伝いをさせてくださいと何で言いに来ない!と理不尽に怒っていた話とかありましたな。これに呼応して、他の上級生も一緒になって、有愛さんを怒るってやつ。

実は、上級生も「上げ」の掟があるから、連帯責任で怒らないと仕方ないらしい。

上級生が何人いるか分からないけど、みんなに集団で怒られるわけです。

この「上げ下げ」が残るなら、パワハラやっていいですよって言ってるようなものですね。

 

 宙組内で、規則書の改定の話し合いは紛糾しているそうです。

組長が話を聞こうとしても、下級生が加害者と話したくないと言って、ボイコットしているらしい。

そんな状態でも、劇団側はなんとか年内に海底しようとするから、深夜まで話し合うことになるらしい。

公演を中止にしても、こんなことやって、みんな結局寝られないのですね。

この文春の記事では年内に幕引きを図って、年明けから正常に公演を正常化したいと劇団側は思っていたらしいですが、今日のマスコミ報道を見ていると、正月3が日の公演は中止、年明けも公演は1割ほど中止になるらしい。

その上に再調査するんだから、正常化とは程遠い感じですね。

初めからちゃんと調査してたらこんな2度手間にはならなかったのになぁ。

もう、阪急阪神ホールディングスでは宝塚を運営するのは無理なのかもしれないねぇ。