探偵ナイトスクープ、天国の彼女ともう一度LINEをしてみたい。 | ご存じ無いかもしれませんが、恋愛小説家です。

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テレビ番組の感想などをこそこそと書いております。

槇原敬之さんが顧問の探偵ナイトスクープ。

依頼者は堂瀬新太郎さん42歳。22歳で離婚した堂瀬さんは子持ちの独身でしたが、15年前に出会った女性と息子が高校を卒業したら一緒になろうと約束しておりました。

その彼女が体調を崩し、2週間で退院する予定がどんどん体が悪くなり、彼女を少しでも喜ばそうと少し早いけど1月にプロポーズして婚姻届けを渡したそうです。

でも、彼女はサインしてくれなかったそうです。

その二日後に彼女は44歳の若さでこの世を去りました。

彼女が亡くなって2か月半、彼女の死を受け入れられない堂瀬さんは今も彼女とLINEしているそうです。

でも、亡くなってしまった彼女とLINEできる訳が無い。幽霊とLINEしているとかいうホラーな話でもありません。

彼女のスマホを自分で打って返信しているそうです。でも、自分で打ってるから当然、答えが何か分かっている。

だから、彼女が生きていた時と同じように自然なLINEがしたいという依頼です。

 探偵はカンニング竹山さん。

籍は入って無いですが、15年間付き合ってきたので実質夫婦のようなものだったそうです。喪主も堂瀬さんがされました。事実婚ってやつですかね。

 まずは竹山さん堂瀬さんにインタビューされます。

クビにマフラー巻いておられますね。おしゃれな感じの方です。

堂瀬さん、パートナーの方の話をしながら涙ぐんでおられますね。

インタビューしている竹山さんも辛そうです。

彼女は婚姻届けにサインをしたら、堂瀬さんに迷惑をかけると思ってサインしなかったようです。もう、自分が長くないと感じでいたんでしょうね。

 堂瀬さんいつも病院に通って、会社に行って、お昼ごろに病院にまた行ってという生活をされていたようですが、亡くなる日に限ってはずっと居て欲しいと彼女に頼まれたそうです。

そんなこと今まで言われたこと無いから、そのまま居たら、1時間もしないうちに亡くなったそうです。

もう氷のように手が冷たくて、温かいお絞りで手をさすってたら、急にがばっと彼女が起きて

「ありがとう」と言って、そのままお亡くなりになったそうです。最後を見とるのがこんなにも辛いのかと思われたそうです。

一番最後の言葉が「ありがとう」だったそうです。そこに彼女のいろんな想いがこもっているんだなぁと。

 そこで、LINEのお話です。

彼女とのLINEを見せてもらいます。

なんか、何気ないLINEというか、彼が熱があると言っている彼女を心配している様子とかよく伝わりますね。

 堂瀬さんは彼女のことをLINEでは「おさんちゃん」って呼んでますね。

亡くなってからも堂瀬さんは亡くなるまでと同じように彼女に呼びかけますが、返事が無いので、返事が欲しいなぁと思って彼女のスマホを持って返信してますね。

きっと、彼女のスマホを持って、竹山さんが返事を打つことになる可能性が高いから、二人のことを知るために、彼女の部屋に行くことに。

お亡くなりになる前そのままになってます。竹山さんが依頼者の彼女、作田洋子さんの遺影に手を合わせます。

2歳年上の彼女だったんですね。そこには堂瀬さんが自分の名前を書いた婚姻届と指輪が置かれてます。

そして、アルバムも見せてもらいます。

息子の健也君が随分小さい頃から付き合ってますね。遊園地で遊んでいる写真。普通の親子に見えますね。

3,4歳かなぁ。ピカチュウの帽子かぶってますね。一緒に。

部屋を見てみます。

洗濯ものが干したまま。堂瀬さん触れないそうです。まだ生活している感じが残ってますね。

まだ、洋子さんがすぐに帰ってきそうな雰囲気ですね。

 ここで、竹山さんは部屋を後にします。洋子さんのスマホを持って。これで、竹山さんとはお別れになります。

そして、LINE。

「ちんたろうちゃん」と呼び掛けてきました。おさくという人から。洋子さんの苗字が作田だから、おさくって愛称になったんでしょうね。

堂瀬さんがLINEを打ちます。

堂瀬さんは下の名前が新太郎だから、「ちんたろうちゃん」って呼ばれていたようです。

「ちんですよ。」と堂瀬さん答える。

「おさですよ💛」と返事がすぐ返ってきたそれを見て、堂瀬さん涙ぐみます。

「今どこにいてるんやろうか?ちんはおさに会いたいですよ💛」と堂瀬さん泣きながらLINEを打ちます。

「ちかくにいるよ」とお返事が来た。いくつかやりとりした後、堂瀬さんは長文を撃ちます。

「おさく💛おさくと出会って一緒に過ごした15年ちんは夢のように幸せな毎日でしたよ。こんなに人生がキラキラ輝いたものになるとは全然想像できませんでした。これからもこんな毎日が永遠に続くと思っていたのに...

本当にゴメンなぁ。守ってあげられなくて...

おさくがいないとちんは全然ダメです。なんでおいていったんやろか?いつも一緒って言ってたのに...

ちんがいくまで天国でちゃんとまってるんやろうか?それとも待ちきれんで先に生まれ変ってるんやろうか?俺はこれから先どうしたらいいんやろうか?

なぁ...たまにでいいから声だけでも聞かせて欲しいなぁ...

おさく...おさく...聞こえてますか?」

かなり、募る思いを打ち込んだんでしょうね。

「ちん、でもLineで繋がってるよ。」

「そして聞こえてるよ。」

と返信が返ってきました。

「おさく本当にいままでありがとう💛」

「うん。」

「きゅぴ」

「きゅぴ」

「おさ💛」

「ちん💘ケンヤ君と幸せな人生を送ってくださいね」

「ありがとう💛」

「ちょっとおさ、ウトウトしてきた。」

ここまできて、堂瀬さん

「もう寝ましょう」と返します。

それを見た竹山さんは洋子さんのスマホを机の上に置いて、そして腕を組んで考え込んでます。

VTRはここまで。

天国からLINEが来たんじゃないかということです。

会場には堂瀬さんも来られてます。

西田局長のお話。

「あなたは今、たった一つだけの大事な大事な命を生きてます。力強く元気に生きていきましょう。頑張れ」

 

と言われて依頼は終わりです。

顧問の槇原さんボロボロに泣きながらもニューアルバムと8月のコンサートの告知をされてます。